「世界遺産」(毎週日曜夜6:00、TBS系)は今年4月で放送25年目。今回、25年スペシャルとして、民放初撮影となるセーシェル共和国の世界遺産「アルダブラ環礁」(1982年世界遺産に登録)が、4月5日(日)と12日(日)の2週にわたり放送される。
「アルダブラ環礁」には一般の住民は暮らしておらず、いるのは研究者30名ほど。首都のあるマヘ島からはチャーター機で2時間かけて近くの島に着陸、そこからさらにボートで2時間かけないと辿り着けない海の秘境。島の自然環境を守るために、撮影許可もなかなか出ないこの地。番組では数年がかりで交渉し、ついに撮影することが認められた。
島へのチャーター機に乗る前に、植物の種子や昆虫の卵など外来種を持ち込まないよう、人も機材も徹底的に洗浄される。さらに天候の問題もあり、サイクロンが連続して発生したためチャーター機が飛べず、 今回の撮影隊は1週間もマヘ島で足止めされてしまう事態に。
こうした撮影許可取得の難しさと到達難易度の高さから、NHKが1992年に取材して以来、日本のテレビ局が撮影することはなかった。
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