民放初撮影、貴重な“インド洋の秘境”映像が「世界遺産」に登場!杏のコメントも到着
環礁としては世界最大級! 巨大なリング状の島
アルダブラ環礁は、隆起したサンゴ礁がリング状に島をつくり、東西の長さは30kmに及ぶ。巨大な環礁のためドローンを駆使して空から撮影、その形やスケール感を捉えることができた。リングの内部は、干潮になると人が歩けるほどの遠浅の海。白い砂地に奇妙な形の岩が点在する不思議な景観だ。
また満潮になると外海からさまざまな海の生き物が入ってきて、浅瀬をマンタやウミガメが泳ぎ回る独特の景色を見ることができる。干満が変化する時の潮の流れはきわめて強く、水中撮影中のスタッフが流されるほど。リングの外と内を海水が波を立てて移動し、それが養分を運び、環礁の豊かな生態系を育んでいる。
巨大ゾウガメ15万頭の島
アルダブラゾウガメは大きいもので体長1m以上、体重300kgにもなる世界最大のゾウガメ。アルダブラ環礁には、この巨大なゾウガメが15万頭も生息している。
日中の気温が40℃にもなるため、ゾウガメたちは小さな洞穴に逃げ込む。ゾウガメは動きがとてもゆっくりなため、通常の撮影ではどれくらいの数が集まっているか分からないという状況に。タイムラプス撮影(低速度撮影)に切り替えたところ、ゾウガメたちが洞窟に殺到する様子を捉えることができた。何十頭ものゾウガメがすし詰め状態になっている様は、見たことのない不思議な光景だ。
このゾウガメが植物を食べ、その種子をフンと一緒に島中にばらまき、植物を増やす。さらに他の動物たちもそのフンを食べるなど、アルダブラ環礁にはゾウガメを軸とした不思議な生態系も出来上がっている。またゾウガメ以外にも、絶滅を免れたインド洋最後の飛べない鳥など、ここだけの生き物も多く見られる。
4月5日(日)夜6:00「インド洋の秘境!巨大なリング状の島」
4月12日(日)夜6:00「インド洋のガラパゴス!ゾウガメ15万頭の島」
TBS系で放送