毎週日曜夜9:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「ザ・カセットテープ・ミュージック」。新年度最初の放送となる4月5日(日)には、Chageがゲスト出演する。
自身も音楽活動を行うマキタスポーツと気鋭の音楽評論家・スージー鈴木が、1980年代の歌謡曲を中心に歌詞やメロディーに仕掛けられた魅力について、自由にトークを繰り広げるこの番組。今回は特別企画「僕の音楽」と題し、ゲスト・Chageの好きな音楽、影響を受けたアーティストに二人が迫る。
Chageは「テクニックとかではなく、人間性を感じ取っていただければ」と前置きして、初めて聴いたころの思い出を交えつつ厳選した3曲(3アーティスト)について語っていく。
まずは、中学生の時に聴いて衝撃を受け、音楽を始めるきっかけとなったという井上陽水の楽曲。「自分の気持ちをストレートに歌う気持ちよさ、素晴らしさを知った」と、陽水の歌詞の持つインパクトや、声の魅力を解説。「地元の放送局でガンガンかかっていて、『これ歌詞かよ』と思いながらも、衝撃を受けた。アルバム『断絶』のジャケットの学生が自分に見えて仕方なかった」と思い入れを明かす。
そこから地元・福岡で活動していた時代のことや、福岡出身ミュージシャンのエピソード、地元ラジオ局の功績まで話は広がっていく。
3曲目に選んだのはザ・ビートルズ1969年のアルバム『アビイ・ロード』からの1曲。その曲を発端に「B面のメドレーにやられた。レコードプレーヤーの針が擦り切れるまで聴いた」というアルバム全体への評価、さらにはアルバムのジャケット写真に抱いた感情まで、口角泡を飛ばす。その勢いに、マキタ&スージーも圧倒される。
後半は、マキタスポーツとスージー鈴木が「Chageさんが気に入る曲」をそれぞれプレゼン。これまで番組で取り上げた「湿度」を感じるコードや音階のトークで、Chageのツボを刺激してみせる。
マキタスポーツは、Chageがカバーしているキャロルの曲を取り上げ、「歌詞について話を聞きたい」と要請。キャロルが生み出した楽曲の素晴らしさを、3人で語り合う。
まるで音楽少年に戻ったかのようにさまざまな楽曲、アーティストに対する思いを熱く熱く語っていくChage。ラストには「また番組に呼んでくださいよ」と満足そうに口にするのだった。
楽しかったです! ラジオ的な感覚で自由にできました。中学生ぐらいの男の子が発するものっていうのは今でも大事ですね。「あの頃の自分に落ちた雷を一生引きずっていくのかな~」と思いました。見ている方にも喜んでいただける内容になったと思います。
ある曲の紹介でChageさんが「湿度が上がる」と表現されていて、過去に僕自身が分析した結果と完全に一致していたのでうれしかったです。たまりませんでしたね~。本当にうれしかった!
この番組は中二病の番組なんですね、Chageさんの話を聞いてやっと分かりました(笑)。個人的には「黒鍵は○○男」という分析が特に印象的でした。ジャケット写真の話も面白かったな~。
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