小説家・塩田武士が大泉を主人公にあて書きし、2018年本屋大賞にランクインするなど、世間の注目を集めたベストセラー小説「騙し絵の牙」が大泉主演で実写映画化。
舞台は、次期社長を巡る権力争いが勃発した大手出版社。その中で大泉は、廃刊の危機に瀕(ひん)した雑誌の編集長・速水を演じている。
一見頼りない速水だが実は、クセモノだらけの上層部や大物作家、同僚たちの陰謀がうずまく中で、次々と奇策を繰り出す切れ者。
度々窮地に立たされるも、「面白いこと」のために時に緻密に時に大胆に、クセモノたちに“だまし合いバトル”をけしかけていく、という役どころ。
ひょうひょうとした性格と軽妙なトークで親しみを見せるも、実はその笑顔の裏に“牙”を秘めている速水。
その姿は大泉のイメージそのもので、本人も「別の俳優さんに役を奪われなくて良かったと、ホッとしております(笑)」と語るとおり、大泉にしか演じられないハマリ役となっている。最後に笑うのは誰なのか、仁義なきだまし合いバトルが幕を開ける。
実写版「銀魂」(2017年、2018年)、「今日から俺は!!」(2020年)などで知られるコメディー界屈指のヒットメーカー・福田雄一監督と、大泉がタッグを組む本作。「三國志」の武将・劉備玄徳を大泉が演じることで、早くも話題を集めている。
だが、そこは福田監督のオリジナル脚本らしく、大泉が演じるのは「愚痴と文句しか言わず、何ひとつ将軍らしいことを言わない劉備玄徳」。
コメディーセンスにも定評のある大泉の熱演に、撮影現場では福田監督も笑いっぱなしだったとのこと。「新解釈とかいう問題じゃないんじゃないかと、私はとにかくそれが心配です(笑)」と大泉が語る、誰も見たことない劉備玄徳、そして誰も見たことのない「三國志」が登場する。
この他、6月~8月には三谷幸喜とタッグを組む主演舞台「大地」が東京・PARCO劇場のオープニングで上演される予定だ。
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