横断歩道を渡る途中、高級スポーツカーを運転する友人から名前を呼ばれた次男のリョウ(成田凌)。心の中で「お金が全てじゃない」とつぶやきながら、友人の声を無視して歩き出す。
豪邸に住む友人のランチ会に参加した長女のリホ(吉岡里帆)。部屋の窓のブラインドが自動で開いた先に、立派な屋外プールがあり、招かれた友人たちは大騒ぎしているが、リホは一人だけ「幸せはお金では買えない」とプールから目をそらす。
レストランの廊下を歩いている三男のユウマ(矢本悠馬)。化粧室の方から聞こえてきた「やっぱお金ある人がいいよね」という女性たちの声に、「愛があればお金なんて」と反発し、その場で高笑いする。
服飾の専門学校に通う次女のミオ(今田美桜)。教室で講師からフランス留学のパンフレットが配られるが、そこに掲載されていた高額な留学費用を目にした途端、「夢があればお金なんて」とすぐに閉じてしまう。
ここで、リョウたち4人が「お金がなんだー!」と叫びながら走り出すカットが映し出され、4分割された画面に、「とか言ってみちゃったりして」という全員の心の声がインサート。
これまでの言動が自分たちの本音ではなかったことを明かすと、部屋のふすまが勢いよく開き、そこから4人が一斉に「兄ちゃん!!」と叫びながら登場する。
その視線の先に、後ろ向きで仁王立ちしていたのは、長男のサトシ(妻夫木聡)。「『ジャンボ宝くじ』教えて!」と4人が声をそろえてお願いすると、扇子のようにして「ジャンボ宝くじ」の券を持ったサトシが、「待ってたぞ!」と振り返る。
大喜びする4人に、「よーし。お前たちの(ジャンボな)夢を聞かせてくれ!」と尋ねるサトシ。
「私も豪華に暮らしたいなぁ」(リホ)、「めちゃくちゃモテたい!」(ユウマ)、「海外留学しまくりたい」(ミオ)と、それぞれが語る夢に対して、間髪入れず「ジャンボだー!」と合いの手を入れていくが、最後のリョウだけはまだ何も言っていないのに、「ジャンボだー!」と割り込んでしまう。
「兄ちゃんがお前らにジャンボの全てを教えてやる!」「ついてこい!」と、テーブルの宝くじ券の上に手を差し出すサトシ。全員の手が重なった瞬間、サトシが「ジャンボー!」と声を張り上げる。それに続くリホらの掛け声はてんでバラバラに。
なんとも締まらない様子に、ミオが思わず「決めとかないと」とツッコミを入れると、最後は、商店街を楽しそうに駆け抜ける5人のカットに変わり、「私たちの宝くじ、始まる!『ジャンボ宝くじ』」というナレーションが入る。
長男・サトシ(妻夫木聡):リーダー気質。大好きな「ジャンボ宝くじ」の話になると熱くなり、周りが見えなくなる。
長女・リホ(吉岡里帆):ピュアで優しい心の持ち主。ちょっと甘えん坊。
次男・リョウ(成田凌):一見インテリっぽい雰囲気を醸し出しているが、実はかなりの天然。
三男・ユウマ(矢本悠馬):声が大きいお調子者。奇抜なファッションを好む。
次女・ミオ(今田美桜):今どきのギャル。言葉遣いが少し荒いが、意外と冷静。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)