3月29日に新型コロナウイルス肺炎のため満70歳で逝去した志村けんさんの、連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)出演シーンの先行カットが公開された。
志村さんは、日本を代表する西洋音楽の作曲家・小山田耕三役で第5週「愛の狂想曲」(4/27-5/1)に登場する。
志村さん逝去の報道時には、制作統括を務める土屋勝裕氏がNHK広報局を通じコメントを寄せており、公式Twitterアカウントは、収録済みシーンは放送予定であると伝えていた。
志村けんさん逝去に際して
志村けんさんにとって初めての本格的なドラマ出演ということで、いつまでも挑戦し続ける志村さんの姿に、出演者・スタッフ皆が、志村さんからエールをもらいました。
「エール」での日本音楽界の重鎮という役は、まさに日本のお笑い界の重鎮という志村さんに相応しい役ではなかったかと思います。最後まで演じて頂くことを現場一同、望んでおりました。
昭和、平成、令和と、ずっと第一線で笑いを届けてくれた志村さんには、もっともっとこれからもご活躍されることを期待しておりましたので、本当に残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます。
連続テレビ小説「エール」
制作統括 土屋 勝裕
同作の公式ツイッターアカウントも3月30日に更新され<志村けんさん、いつまでも新しいことにチャレンジする姿に、みな「エール」をもらいました。収録したシーンは、そのまま放送させていただく予定です。謹んでお悔やみを申し上げます。>と伝えた。
数々の名曲を生み出した、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而氏と妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、音楽と共に生きた夫婦の姿を描く。窪田正孝が福島で老舗呉服店の長男として生まれ、音楽と出合い才能を発揮する主人公・古山裕一、二階堂ふみが歌手になる夢を追い続ける関内音を演じる。