南條愛乃、新曲を「一文字ずつ書くような気持ちで丁寧に歌った」【シングル「藪の中のジンテーゼ」インタビュー】

2020/04/29 11:00 配信

音楽 インタビュー

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文豪たちの話なので、自分も一文字ずつ書くくらいの気持ちで丁寧に歌った


●最初に「どう歌っていいかわからない」と言ってましたが、実際の歌入れはどうでしたか。

これが本当に、どう歌ったものかなっていうのが、練習してても前日まで見つからなくて。“私の声質でハマるのかな?”くらいに思っていたので、レコーディング当日に、マイクを通した自分の声を聴きながら調整していこうって思って。でも、いざ歌い出したら、わりとすんなり方向性が決まってよかったです。

●ミステリアスで和風なR&Bになってます。

なるほど。大人っぽいけど年齢不詳みたいな感じですよね。思念体みたいなというか、存在感があるようなないような感じというか。文豪たちのお話でもあるので、自分も一文字ずつ書くくらいの気持ちでめっちゃ丁寧に歌いました。

●とてもいい表現ですね。

やった! バカが一生懸命に頑張って答えてるんですよ。

●アハハハ。バカとは思ってないですよ。タイトルはどんな意味だと言えばいいですか。

「テーゼ」(正)も「アンチテーゼ」(反対)も「ジンテーゼ」(正と反対の統合)」も調べて。わかるようなわからないような……。でも、この作品的には、曖昧な部分が、唯一の救いなのかなっていう感じがしてますね。感覚的には、なるほどって腑に落ちているんですけど、説明しろって言われると、「藪の中のジンテーゼ」なんだよ!とかしえない(笑)。もっと私が聡明だったら、このインタビューも面白いものになったのに……。

●アニメの進行と合わせてわかる部分も出てくるかと思います。

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