「ヒルナンデス!」「有吉の壁」リモート収録バラエティーが生む新たな“笑い”の可能性

2020/05/02 06:55 配信

バラエティー コラム

新型コロナウイルス感染拡大による非常事態宣言を受けて、テレビ業界では大人数でのバラエティー番組の収録がストップしている状況が続いている。その中で自宅からの中継など、さまざまな工夫を凝らした“リモート収録”に活路を見出す番組が出現。状況を逆手に取ったリモートだからこその、バラエティー番組の新たな“笑い”の引き出しが生まれ始めている。

「ヒルナンデス!」で進行を務める滝菜月アナ&梅澤廉アナ撮影=松本順子


「生のナンチャンはどっち!?」クイズに視聴者騒然&爆笑


生放送の情報バラエティー番組という番組の性質上、いち早くリモート収録を開始した「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)。MCの南原清隆のみスタジオに出演し、他の出演者は自宅や事務所、日本テレビの会議室やロビーからリモート出演している。

4月30日放送の冒頭では、視聴者騒然のリモートならではの企画が放送された。その名も「生のナンチャンはどっち!?」。左右二分割された画面に、事前に収録された南原と生放送の南原が映され、どちらが生で動いている南原かを答えるというもの。

一心不乱にダンスを踊る二人の南原の姿がシュールなこの企画に、視聴者からは「めちゃくちゃ笑った」「ほのぼのする」「なにこれ!?」と笑いと困惑が入り混じった感想が。また「試行錯誤が見て取れる」「今の状況を逆手に取ったいい企画」と制作陣の創意工夫に感心するコメントもSNS上では多く見られた。