表向きはアジアのニュース配信会社だが、裏では国家をまたにかけて暗躍する諜報組織「AN通信」。そのエージェント・鷹野一彦(藤原竜也)は、新人の田岡亮一(竹内涼真)と共に、3年後に東京での開催が迫っている国際都市博覧会の建設現場に潜入していた。
都市博建設地の選定を巡ってさまざまな謀略が動いており、政界のフィクサー・中尊寺信孝(石橋蓮司)と秘書・永島徹(吉田鋼太郎)からの依頼を受け、その情報戦に一役を買っていたが、その建設現場が鷹野らの眼前で何者かによって爆破されてしまう。
上司である風間武(佐藤浩市)の指令を受けて、鷹野と田岡は本格的に爆破事件の首謀者の調査を開始。香港に潜入していた同僚エージェント・山下⻯二(市原隼人)の協力で見えてきたのは、中尊寺一派が元々計画していた建設地誘導工作を乗っ取ろうとたくらむ中国企業勢力と、その勢力に雇われている“ある男”の存在だった。
その“ある男”こそ、かつてAN通信に所属し、新人時代の鷹野のトレーナーにして相棒だった桜井修(安藤政信)であることが判明。だが、彼は8年前、任務遂行中に鷹野の目の前で死んだはずだった。
一方、NPO 団体職員・落合香(多部未華子)は、事件の裏に政界の陰謀を疑い、過去に因縁のある中尊寺の周辺を嗅ぎまわる。また、事件とは無関係に思われたエリート二世議員・桐野研次郎(柿澤勇人)までもが、ある思惑をもって暗躍を始める。
やがて明らかになるのは、都市博開催を遥かに超える巨大利権の存在。それこそが、中尊寺や中国企業勢力が最終的に狙っていたものだった。
そこに“あの大国”までもが参戦し、事態は混沌を極める。果たして鷹野と田岡は、この乱戦を切り抜け“諜報戦”の真の勝者となれるのか。そして鷹野と桜井の対決の行方は―。
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