嵐の松本潤が、蜷川幸雄演出で寺山修司原作の舞台「あゝ、荒野」で主演を務めることが明らかになった。
'66年に出版された「あゝ、荒野」は、ネオンがまぶしい架空の昭和の町“新宿”にあるボクシングジムで出会った2人の青年が、ボクシングを通して魂を通わせる姿を描く男の青春物語。寺山が初めて手掛けた長編小説で、戯曲化しての舞台上演は初の試みとなる。
松本演じる新次のライバル・バリカン役を演じるのは人気実力派俳優の小出恵介。'08年上演の蜷川演出の舞台「から騒ぎ」では、初舞台出演にして主演に抜擢された。さらに、新次とバリカンに自分の夢を重ねるトレーナー・片目のコーチを蜷川演劇常連俳優である勝村政信が演じる。
松本と蜷川は「白夜の女騎士(ワルキューレ)」('06年)以来5年ぶり、2度目のタッグ。'10年上演の舞台「血は立ったまま眠っている」で寺山作品の舞台化を手掛けた蜷川が、今秋、松本を携えて再び寺山作品に挑む。
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