芸能界随一のサッカー通・平畠啓史、Jリーグ愛あふれるインタビュー集を上梓「サッカーを陰で支える人たちのドラマを伝えたい」

2020/06/14 23:30 配信

芸能一般 インタビュー

「今年のJリーグは、無観客がゆえに“選手たちの声がよく聞こえる”という面白さもあります」


【写真を見る】無観客開催となる今年のJリーグについて「寂しいけど、“選手たちの声がよく聞こえる”という面白さもあると思います」と自説を披露する平畠啓史


――ザテレビジョン読者の中には「サッカーを見てみたいけど楽しみ方が分からない」と躊躇している方もいると思うんですが、そんな人に平畠さんからアドバイスを送るとしたら?

平畠啓史:まず、ルールや戦術などが分からなくても大丈夫です。サッカーファンでも、全員が全員詳しいわけではないですし、それほど知らなくても楽しめるということを、まずは知っていただきたいです。なんなら、サッカーの試合を見ること以外の、例えばスタジアムの雰囲気が好きだとか、居心地がいいとか、ご当地グルメがおいしいとか、そういう楽しみ方でもいいと思うんですよ。本当にひとつのコミュニティみたいなものなので、誰でも簡単に入れる。気軽にスタジアムに足を運んでくれたらいいなと思いますね。

――6月27日(土)からJ2・J3リーグ、7月4日(土)からはいよいよJ1リーグが再開されますが、しばらくは無観客開催となりそうです。スタジアムでは観戦できない今、どんな風にサッカーを楽しめばいいのでしょう?

平畠:無観客は、さすがにやっぱり寂しいですよね。でも、無観客がゆえに“選手たちの声がよく聞こえる”という面白さもあると思います。試合中に、あの選手はチームメイトからあんな風に呼ばれているのか、とか(笑)。

ただし、選手同士の言い合う声も聞こえてくると思うんです。時にはちょっと汚い言葉も聞こえてくるから、子どもへの悪影響を心配する親御さんもいるかもしれませんけど、でも、大人が本気で戦っているんだから、そんなにていねいな言葉は使っていられないんですよ。そういうプロの真剣勝負を、子どもたちにも感じてほしいですね。

そして、また今までのように、スタジアムに行けるようになったときに、この本が、少しでもみなさんのお役に立てたらいいなと思います。

――全国的に緊急事態宣言は解除されましたが、しばらくの間、外出自粛期間が続きました。平畠さんは“おうち時間”をどう過ごされていましたか?

平畠:これまで、土日はサッカー関連の仕事が多くて、週末を家で過ごすっていうことがほとんどなかったんですよ。だから日曜日に家でのんびりしてる、みたいな状況がすごく新鮮で。日曜の昼間は、「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ系)と徳光(和夫)さんの路線バスの番組(「路線バスで寄り道の旅」テレビ朝日系)は必ず見てました。特に路線バスの番組は、毎回徳光さんがバスの中で寝てはるのが面白くて(笑)。すっかり徳光さんのファンになりました(笑)。

ひらはた・けいじ=1968年8月14日生まれ、大阪府出身。公私を問わず、長年にわたってJリーグの試合会場に足を運び続ける、サッカー大好き芸人。吉本興業所属(c) YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.