“目が離せない”俳優・中村倫也が愛される“七変化”な魅力

2020/06/07 08:00 配信

芸能一般

中村倫也主演の映画「水曜日が消えた」が6月19日(金)より公開(Ⅽ)2020『水曜日が消えた』製作委員会

中村倫也の人気と勢いが止まらない。

2020年6月現在のTwitterのフォロワーは125万人超。そこで始めた手書きイラストをつないだ動画「○○を飼ったらやりたいこと」シリーズや、所属事務所のYouTubeで配信されている「中村さんちの自宅から」(シリーズ32まで!)が人気で、中村が自宅からカメラに向かって話し掛ける姿には「彼氏感がたまらない!」とファンの心をキュンキュンさせている。

役者としても、連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年NHK総合ほか)や「凪のお暇」(2019年TBS系)の“ゆるふわ男子”から、「初めて恋をした日に読む話」(2019年TBS系)のツンデレ元ヤン教師、さらには「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)での変わり者探偵まで幅広い役柄を演じており、女子の心をわしづかみにしている。

そして、公開延期となっていた主演映画「水曜日が消えた」が6月19日(金)に公開することも決まった。同作では、曜日ごとに異なる一人7人格という難役に挑戦した中村。そこには、彼がこれまでに演じてきた役のエッセンスもたっぷりだ。そこで、彼の出演作品を“7つ”に分類し、彼の魅力も探ってみようと思う。

その1:“ゆるふわ系”モテ男子/「半分、青い。」「凪のお暇」


中村倫也という俳優の名を一躍世に広めたのは「半分、青い。」だろう。演じたのは、ヒロインの鈴愛(永野芽郁)が恋をする“マアくん”こと浅井正人。しかし、このマアくん、女性に優しいが「別れ際はよく切れるナイフでスパッと。これ鉄則」と言い放ってしまうモテ男。そんなマアくんが持つ“悪意のないピュアさ”は、彼が後に演じた「凪のお暇」の“メンヘラ製造機”のゴンにも通じている。ヒロイン・凪(黒木華)も彼の甘い言葉とゆるふわな雰囲気に自分を忘れるぐらいメロメロになってしまうのだから。まあ、彼女がゴンと別れるときに「ゴンさんはちぎりパンのよう(でヤバい)」と評したように、ゴンは口にするごとに違った味わいがあり、それは中村の俳優としての魅力にもつながっているのだけど。

その2:“ゆるふわ系”母性本能くすぐる男子/「スーパーサラリーマン佐江内氏」ほか


中村が「スーパーサラリーマン佐江内氏」(2017年日本テレビ系)で演じたのは、ムロツヨシ扮(ふん)する先輩刑事の太鼓持ち存在の若手警察官。ここで見せたムロのアドリブへの対応力はもちろん、おおよそ警察官とは思えない動きや無邪気な反応に「かわいい」という声が殺到。そして、さらに「かわいい」と話題を集めたのが、上野樹里と共演しているダイワハウス「D-room」のCM。現在もシリーズ化して放送されているが、ここで演じている気弱すぎる夫は、中村が演じる“母性本能をくすぐる男子”の代表といえるだろう。

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