小芝風花が民放連ドラ初主演で妖怪と“ルームシェア”「個性がとても素敵に輝いている作品です」

2020/06/10 05:00 配信

ドラマ

「妖怪シェアハウス」で主演を務める小芝風花(C)テレビ朝日

女優の小芝風花が、2020年7月期に土曜ナイトドラマ枠で放送されるドラマ「妖怪シェアハウス」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)で主演を務めることが分かった。主演に当たり、小芝は「妖怪ものやファンタジー要素がある作品などを見るのが好きだったので、出演が決まり、しかも妖怪たちとルームシェアできるなんて、すごく楽しみです!」と喜びを語った。

本作は、人に嫌われることを恐れ、言いたいことも言えず、空気ばかり読んで生きてきた主人公・目黒澪(小芝)が、妖怪たちに感化され、ボロボロのどん底からたくましく成長する姿を描くオリジナルホラーコメディー。

放送中のドラマ「美食探偵 明智五郎」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)でのコミカルな演技も話題となっている小芝が、民放連続ドラマ初主演を務める。

小芝は、1997年4月16日生まれ、大阪府出身の23歳。2012年に事務所の先輩・武井咲の妹役でドラマデビューし、2014年公開の映画「魔女の宅急便」ではキキ役を務め、映画初主演にして「ブルーリボン賞」新人賞を受賞。2016年には連続テレビ小説「あさが来た」(NHK総合ほか)でヒロインの娘を好演し、注目を集めた。

また、初主演ドラマ「トクサツガガガ」(2019年、NHK総合)や「べしゃり暮らし」(テレビ朝日系)でのコメディエンヌぶりも称賛を集め、若き実力派女優としての地位を確立している。

そんな小芝が本作で演じる澪は、やりたいこともなく、とりあえず就職し、いずれは無難に社内恋愛、結婚、出産と考えていたのに恋した相手は、究極のダメ男だった…という“気弱女子”。しかもこの男が原因でお金に仕事に住まいまで奪われ、ボロボロのどん底に陥り、たどり着いた先は妖怪たちが生活するシェアハウス。

やがて澪が直面するトラブルや面倒な相手を、超がつくほどおせっかいな妖怪たちがしゃしゃり出て、「やり過ぎ」なほどの過激なやり方で倒していく。

人の目を気にしたり、“普通”でいなきゃと悪目立ちすることを恐れたり、どこか怯えて窮屈に生きてきた澪が、自由に振る舞う妖怪たちと関わる中でたくましく成長していく。

妖怪たちが現代に生きており、都内でルームシェアをしているという奇想天外な設定もさることながら、誰もが一度は聞いたことがある伝説の妖怪たちが続々と登場する本作。

「うらめしや~」で知られる四谷怪談のお岩さんや鬼の大将の酒呑童子、座敷童子、ぬらりひょんらが、やや過激なやり方で何かとひどい目に遭いがちな澪の窮地を同居人のよしみで救っていく。

澪と同居する4人の妖怪の他、第2話では「皿屋敷」のお菊、4話では話題のアマビエ、6話ではギャルメークの山姥が登場。たまにシェアハウスを訪れる「ゲスト妖怪」を演じるキャストは今後発表されていく。

ドラマでは毎回、妖怪たちの身の上話として彼らにまつわる「昔話」も紹介。聞いたことのある伝承や古典の陰で、本当は妖怪たちはどんな気持ちだったのかが語られる。

また、物語中盤では妖怪たちと共に過ごす澪が、自分でも気付かないうちに“妖怪化”していく。何にも縛られることなく自由に生きる妖怪たちと、それとは真逆の澪、その交流からドラマが展開する。

小芝以外のキャスト陣は現状未発表。脚本を手掛けるのは西荻弓絵ブラジリィー・アン・山田ら、監督は豊島圭介山本大輔が担当する。