今回の作品は、これまで聞いたことがないような題材だったので「新しい!」と思いました。
私が演じる澪ちゃんは、人に嫌われたくなくて、言いたいことも言えず、だまされてしまったり、いいように人に使われてしまうのですが、私もどちらかというと、人に嫌われたくないと思ったり、言いたくても「今言うと空気が悪くなってしまうな」と考えて言えなかったりすることがあるので、似ていると感じる部分があります。
そんな澪ちゃんを、妖怪たちは人間と深く関わることが禁止されているはずなのに、それでも助けてしまう、それは澪ちゃんが持つ真っすぐさや純粋さからだと思うんですね。
なので、そこは見ている方々が、「もう仕方ないな、澪は」と、助けたくなるような、応援してあげたくなるような人物を演じられたらいいなと思っています。
今作ではたくさんの妖怪と関わっていくのですが、妖怪は「ゲゲゲの鬼太郎」などを見ていたこともあり、個性豊かで愉快なイメージで、怖いというよりは「面白そう!」とわくわくします。
中には怖い妖怪もいると思うのですが、特に今作で登場する妖怪たちは一人一人個性を持ちつつも、現代社会に溶け込んでいて人間味があり、とても親しみやすさを感じます。
ただ、ビジュアルのインパクトはすごいと思うので、もし実際に一緒に生活をしたら、最初は澪みたいに怖がってしまうかもしれません(笑)。今作の妖怪の方々のビジュアルもかなりすごいんです!
そんな出演者の妖怪化した姿をはじめ、妖怪たちの自由さや奔放さ、それぞれの個性がとてもすてきに輝いている作品です。
世の中には、自分の意見を真っすぐ言える強さを持った人ばかりではなく、ちょっと我慢してしまったり、周りの目を気にして何も言えなかったりする人もいらっしゃると思うんですね。
なので、このホラーコメディー作品を通して、ちょっと生きづらいと感じていたり、なかなか自分の思うようにできていないと悩む人たちに、笑っていただきながら勇気づけられたり、背中を押してくれる作品になるよう、頑張りたいと思います。
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