＜エール＞『生きてくれ…』父子の会話に視聴者、号泣

幼い頃から、父に期待されるのはいつも兄・裕一ばかり。そう思い込んできた浩二の固く縮こまった心は、三郎の愛情に満ちた言葉で溶かされていった。「俺のこと、ちゃんと見張ってろよ。もっと…長生きしてくれ。生きてくれ…」と子どものように泣きじゃくる浩二。三郎はその頭を優しくなで、「おめえ、いいやつだな」としみじみつぶやいた。

「素敵なお父さん」「朝から号泣」感動の声続々

気が弱くて騙されやすく、頼りなかった三郎が見せた見事な散り際に、SNSでは視聴者からの感動の声が渦巻いた。

「三郎さんの愛情に感動…！」「ちゃんと裕一のことも浩二のことも愛してる、素敵なお父さんだったんだ」「最期に見せた父の顔、とても素敵でした」「もう三郎さんに会えないなんて悲しすぎる…」といった声が続々と上がり、「朝から号泣」「マスカラ全部とれた」と、もらい泣きする視聴者も多かったよう。

義兄である茂兵衛(風間杜夫)に頭が上がらず、お人よしの性格が災いして騙されては借金を背負うなど、頼りない面が強調されてきた三郎だったが、最期は美しい幕引きで感動を呼んだ。

また、ずっとコンプレックスを抱えてきた浩二が報われる展開にも「浩二、よかったね！」「浩二くんに光が当たって本当に良かった」と喜ぶ声が飛び交った。

第12週はバンブー夫妻、双浦環らを描くスピンオフ！

6月15日(月)からは第12週「アナザーストーリー」を放送する。

第56・57回は音(二階堂ふみ)の亡き父・安隆(光石研)が帰ってくる「父、帰る」。第58回はバンブーの店主・恵(仲里依紗)と保(野間口徹)の馴れ初めを描く「古本屋の恋」。そして第59・60回は夢と恋に心が揺れた若き日の双浦環(柴咲コウ)のエピソードを綴る「環のパリの物語」を送る。

「エール」は6月27日(土)までの第13週をもって、放送を一時休止。6月29日(月)以降は「エール」を第1回から再放送する。