パリを舞台に描かれた重厚な愛の物語。その一角を担った金子の演技に、視聴者からは「金子ノブアキさんの演技に引き込まれた」「美しい2人の、身を切られるほど切ない恋の物語に自然と涙が出た…。すごくよかった」「まるで映画を観たあとのような余韻!」といった感動の声が上がった。
嗣人を演じた金子は1981年生まれの39歳。ロックバンド・RIZEのドラマーとして、またソロアーティストとして音楽活動をしながら、俳優としても20年以上のキャリアを持つ。
野性味あふれるルックスに加え感情をあらわにする演技のうまさで、映画「クローズZERO2」(2009年※「2」は正しくはローマ数字)、「新宿スワン」シリーズ(2015年ほか)、「ギャングース」(2018年)、「Diner」(2019年)など“アウトロー”な役柄も多い金子。
一方で、放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」(2020年)には織田信長に仕えた武将・佐久間信盛役で出演中。スピンオフとはいえ同時期に朝ドラ、そして大河ドラマ双方に出演するという偉業もさらりとこなすなど、俳優としての幅の広さは折り紙付きだ。
「エール」制作統括・土屋勝裕氏は嗣人役のキャスティングについて「前衛的なものを生み出す荒々しい芸術家というオーラがあって、どこか精神的には屈折しているところもある嗣人をうまく表現してくれるのではと思い、金子さんにオファーしました」とコメントしていたが、今回その期待に見事に応え、視聴者の心を揺さぶる演技で視聴者を魅了した。
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