アフガンで凶弾に倒れた中村哲医師の思いをたどる

2020/06/19 22:28 配信

芸能一般

テレメンタリー2020 「良心の実弾 ~医師・中村哲が遺したもの~」(C)テレビ朝日

テレビ朝日系の全国24社が共同で制作するドキュメンタリー番組「テレメンタリー2020」。テレビ朝日では、6月20日(土) 深夜4:30(6月21日[日]朝4:30)より、KBC九州朝日放送制作の「良心の実弾 〜医師・中村哲が遺したもの〜」を放送する。

福岡市出身の中村哲医師は、1980年代半ば、医師としてアフガニスタンに赴任。医療支援から井戸掘り、用水路建設へと活動を広げ、長きにわたって人道支援活動を行っていた。彼が作った27kmの用水路は、砂漠に緑をよみがえらせ、今も65万人の生活を支えている。

2019年12月4日、彼はアフガニスタンで仲間と共に凶弾に倒れた。その死は多くの人に衝撃を与えた。福岡市で行われたお別れの会には約5000人が集まり、会場に入りきれない人であふれた。

中村医師の生き方は、なぜこれほどまでに人の心を動かしたのか。そして彼はアフガンの地に何を求めていたのか。家族、支援者、部下、旧友をはじめ、親交のあった人々の多くの証言と過去の取材映像から中村医師の生涯をひもといていく。

九州朝日放送に残る最も古い中村医師の映像は1985年1月、医師としてパキスタンに赴任した翌年に撮影されたインタビュー映像だ。そこで中村医師は、それから25年後に完成させ、砂漠に緑をよみがえらせた用水路を暗示するかのような言葉を口にしていた。

制作はKBC九州朝日放送、担当プロデューサー・臼井賢一郎、担当ディレクター・河村聡、ナレーターを俳優の藤本隆宏が務める。

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