10月スタートのテレビ朝日開局60周年記念ドラマ「24 JAPAN」に、木村多江、筒井道隆、桜田ひよりらが出演することが発表され、本作主演の唐沢寿明と木村、桜田からコメントが到着した。
米国ドラマ「24」をリメークした本作。主演を務める唐沢寿明が“日本版ジャック・バウアー”、CTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長・獅堂現馬(しどう げんば)を、仲間由紀恵が「民生党」党首で日本初の女性総理候補・朝倉麗(うらら)を演じることが発表されている。
今作では、米国史上初のアフリカ系アメリカ人大統領が誕生するまでの24時間を描写したオリジナル版のシーズン1をベースに、日本初の女性総理誕生への期待が高まる総選挙当日の24時間を、全24話で克明に描いていく。
総理候補暗殺計画を阻止する極秘任務にあたる中、同時に自身の娘が誘拐される事件も発生し、公私共に未曾有の局面に立たされる現馬。
木村は、そんな現馬の妻で、なりふり構わず娘の捜索に奔走する獅堂六花(りっか)を演じる。「母の強さ」と「家族を守ろうとする気持ち」、ある理由から一時は別居していた夫との繊細な関係性を、卓越した演技力で表現、さらに新たなアクションに挑戦する場面も。
また、子役時代から活躍し、唐沢とも木村とも共演経験のある桜田が、誘拐される娘・獅堂美有(みゆ)を熱演。オリジナル版がスタートしたときにはまだ生まれていなかった17歳の彼女が、人気キャラクター・キムの日本版に挑む。
木村は「六花を通して母の強さ、家族を守ろうという気持ちを表現できればいいな」とコメント。桜田は「今回はリメイク版なので、日本でしか出せないような雰囲気もちゃんと出せたら」と意気込みを明かした。
唐沢も「木村多江さんとは気心も知れていますし、演技も人柄も信頼できる方です。ひよりちゃんも若いのにお芝居がしっかりしていて、すごく安心だな、と思いました。実を言うと、『24 JAPAN』はオリジナル版を見ている人が多い作品なので、しっかりと演技のできる方々に囲まれて作っていけたらいいな、と思っていました。そういう点でも、安心して撮影に挑むことができますね」と、確かな手応えをにじませる。
一方、仲間が演じる日本初の女性総理候補・朝倉麗の家族にも、実力派キャストが集結。
筒井が、麗と二人三脚で政治活動に勤しむ“良き夫”・朝倉遥平(ようへい)を演じる。そして「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)など話題作に多数出演して注目を集めたカメレオン俳優・今井悠貴が、息子・朝倉夕太(ゆうた)役、「ヤヌスの鏡」(FOD)で連続ドラマ・デビューを果たした森マリアが娘・朝倉日奈(ひな)役に。
この息子と娘の存在がやがて、不穏な影を落とすことになる。幸せを絵に描いたような朝倉家だが、実は“驚愕の秘密”を抱えており、予想だにしなかった大トラブルに巻き込まれていく。
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