「エール」で話題の古川雄大“ミュージックティーチャー”までの劇的人生 山崎育三郎との“深い縁”も

2020/06/25 08:00 配信

ドラマ

2.5次元舞台から帝国劇場での本格ミュージカルまで


【写真を見る】“素顔”の古川雄大!カッコいい…!!※画像は「スタスケ」より


コント仕立ての芝居からシリアスな芝居までどちらも自然に成立させる古川雄大

テレビドラマだと、2020年1〜3月期の天海祐希主演の医療ドラマ「トップナイフ」(日本テレビ系)の「悩殺王子」こと来島達也の記憶がいまなお新しい。

キメ台詞は「Here we go~」。サーフィンと女性が好きなBARのマスター役をテンション高く演じていたうえ、本編とは別に、宣伝隊長としてYouTubeで「来島達也チャンネル」を開いて番組宣伝に寄与してきた。

「トップナイフ」ではギラついた夜のイメージだった古川が朝ドラでは、エキセントリックな個性はありながら、ほどよい優雅さ、繊細さ、芸術の香りをまぶして愛されキャラに。若い頃の美輪明宏に似ているという声もある。

御手洗が決しておちゃらけたキャラでなく、音楽や芸術を愛しその素養をもった人物に感じられたのは、古川雄大がミュージカルの世界で、高貴な役を多く演じてきているからであろう。

ミュージカルデビューは2007年、2.5次元ミュージカル「ミュージカル テニスの王子様」。2012年には東宝ミュージカル「エリザベート」(2012、2015、2016年)の新鋭ミュージカル俳優の登竜門的役である皇太子ルドルフ役を射止め、はじめてミュージカルの殿堂帝国劇場の舞台に立つ。

2.5次元ミュージカル出身で東宝ミュージカルに出演する俳優はなかなかいない、古川は偉業を成し遂げたひとりである。

2008年から音楽活動を始め、定期的にライブも行うという研鑽の成果であろう。そのうえ恵まれたスタイルの良さが高貴な役にピッタリなのである。

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