水川あさみ、“withコロナ時代”のドラマで「忘れてしまいがちな日常の素晴らしさが伝えられるなって」<Interview>

2020/06/27 05:00 配信

ドラマ インタビュー

水川あさみがインタビューに応じた(C)Paravi

清原さんはすごく紳士


――夫・彰役の清原翔さんや、フォトグラファー役の渡邊圭祐さん、NewTuber役の馬場ふみかさん、板垣瑞生さん、中尾暢樹さんといった共演者の皆さんの印象を教えてください。

清原さんは、若いのにすごくしっかりしていて、とても年下とは思えませんでした(笑)。落ち着いているし、すごく紳士。本当に素晴らしい人です。

あとは何をやっても画になるんですよ。スタッフさんと一緒に、カメラ越しの清原さんを見ながら「かわいい!」なんて言ったりもしました(笑)。

撮影じゃないところでもいろいろとお話をしてコミュニケーションを取っていたので、夫婦としてのお芝居につながっていればいいなと思います。

他の共演者の方もそう。エネルギーがあるし、パワフル。やっぱり現場に活気が出るし、皆さんに助けられる部分も大きかったです。もちろん若い方の力強さやフレッシュ感は、撮影ごとに吸い取っていましたけど!(笑)

――撮影は、10日間かつ夜の稼働なし、また最小人数でソーシャルディスタンスを保つなど、新型コロナウイルスの感染予防を徹底して行われたそうですが、これまでの撮影との差は感じましたか?

やはり全然違いますが、スタッフさんの配慮が本当に素晴らしくて。マスクやフェイスガードを着けてソーシャルディスタンスを図り、人数も半分以下で、自分の部署じゃない仕事を担当したりすることも。

スタッフさん、それぞれの負担は大きかったのですが、その中でもクリエーティブなものが生まれているすてきな時間でした。私も機材が好きなので、レールをしこうかなと思いました(笑)。

また、物理的な距離感を保ちながらも心の距離感が近づいていくのが、この作品のテーマでもあって。スタッフもキャストも、みんながお互いを思いやってる感じだったので、1日1日が愛おしくなりました。

正直、今までは朝から夜中まで大変でしたが、今回は夕方に終わるし、なんて素晴らしい日々だなとも(笑)。大変な部分もあるけど、健やかな時間に終われるなど、逆にいいじゃないと思うところもありますね。

――新型コロナウイルスにより、想像していなかったさまざまなことが起きていますが、どういう心境でしたか? また、StayHome中はどんなことをされていましたか?

私自身、嫌でも自分と向き合う時間が山ほどあったので、いろいろ思いを巡らせましたね。いろんなことが発展して便利になった一方で、その反動なのか心を見失ってしまうような感覚もあるのかなって。そんなことを考えたりしました。

忙しさにかまけて読んでなかった心理学の本を読んでみたり、配信のドラマや映画を見たりして過ごして。

あとは料理や洗濯、掃除したりと、いつもの日常で見落としがちな家事をしっかりやったり。毎日をちゃんと過ごすことで、生きることを実感していました。

中でも料理は、普段からみそやしょうゆ麹(こうじ)など、調味料を自分で作っていたのですが、それの延長線上で、それまでは買っていた西京漬けを作ったりも。また、出汁をとってみるなど、今までにやったことのないことに挑戦して。また、山椒をとって1年中使えるように冷凍庫に入れておくために “山椒仕事”もしました。

あまりじっとしていられない性格なので、家で運動をすることも。YouTubeで動画を見て、クラップダンスをしていました。体と心は直結しているなと感じましたし、動くことでアイデアがふってきたこともありましたね。

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