「朝ドラ枠で再放送」という例を見ない試みには、前後の番組からも反響の声が上がった。
直前の番組「おはよう日本」(NHK総合)での“朝ドラ送り”が定番となっているキャスター・高瀬耕造アナは「第1回から再び放送するというこれまでにない展開になります。皆さまどうぞご唱和ください。『エール』にエールを!」と送り出し。
「エール」放送後の“朝ドラ受け”が人気の「あさイチ」(NHK総合)では、MCの博多華丸・大吉と近江友里恵アナが再放送に言及した。
近江アナが「意外と忘れてるもんだな、と…」と水を向けると、大吉は「鉄男くんのお墓参りシーンは藤堂先生(森山直太朗)の…」、華丸も「(藤堂先生はオリンピックの前に)お亡くなりになっていると」と、初回に張られていた伏線に衝撃の様子。「こうやって改めて見るとね」「そういう楽しみ方が」「新鮮でした」と口々に感想をコメントしていた。
連続テレビ小説では視覚障害を持つ人などのため副音声で出演者の動きや場面転換などを補足する「解説放送」が行われているが、再放送の第1週は山崎育三郎が劇中の佐藤久志として解説を担当。
通常どおりの解説をしつつも、モブダンスを踊る窪田に「ダンスがうまい!」と感嘆の声を上げたり、子守歌を口ずさむ音(二階堂)に「音さんの歌声はいつ聴いても美しいですね」と酔いしれたり。東京オリンピックの会場へと手をつないで入場する裕一と音の後ろ姿に「うん、いい夫婦だ」と感想をもらしたりと個性的な解説で、視聴者に新たな楽しみを提供している。
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