――福田雄一監督のつくる現場はどのような雰囲気ですか？
賀来「家族感があって温かいです。ただ集中するところはすごくしていて。その緊張感がすごくいい雰囲気なんです」
清野「私はドラマで初めて福田組に参加したのですが、最初は転校生のような気持ちでした。すぐに仲良くなれたのですが、最初は皆さんの空気がどういうものかなかなか分からなく…。だからやっぱり映画版の方が楽しかったな～。仲間感がすごく増していて。もうインしたときにホームに帰ってきた！という気持ちになりましたから」
賀来「ただ今回はドラマ版を経て、成長したりキャリアアップした人もいるので、ヘタなところは見せられないという緊張感はありました。先生に成長した姿を見せたいというか(笑)。やっぱり福田さんには笑ってもらいたいので」
――“今日俺”の魅力のひとつが全力のギャグシーンですが、福田さんはどのように演出されているのですか？
清野「私はギャグパートはないのですが、隣で見ていてむちゃ振りしているイメージですね(笑)。それに賀来くんは全て応えていてすごいなって思います。監督が1言ったことを賀来くんは10受け取る関係で…。その多くを言わないのはお互いを信頼しているからですよね。そして賀来くんがきっちり応えて、それを見ている監督が一番笑っている…。もうステキ過ぎます」
賀来「僕たちのミッションは、福田さんを楽しませることですから(笑)。これはドラマのときと変わらずで。ちなみに福田さんは本当にカットをかけないんですよ。そしてどんどん演じる方は追い込まれて色んなモノが出てくる。今回も結構、意味の分からないものがたくさん生まれています。そしてそれを切り取る福田さんがすごくて…」
清野「もう隣でいて笑ってしまいそうになることばかりなんですよ。特に(理子の)お父さん演じる(佐藤)二朗さんと賀来くんのシーンなんて、笑いをこらえるのが本当に大変で…。お芝居どころではなく完全に感情を消す“無”の状態にならないとムリで(笑)。笑っちゃいけないと思えば思うほど汗が出てきました」
賀来「でも笑ってもどうにかなるのが“福田組”だから。意外と僕は気にしていないかも。スペシャリストのスタッフたちがどうにかしてくれる。本当にありがたいです」
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