FODで先行配信された、いくえみ綾の漫画「いとしのニーナ」(毎週金曜夜0:55-1:25フジテレビ)が本日から地上波でスタート。女子高生のニーナが拉致されるという驚きの出発点から、物語はどう展開していくのか…。この作品で、ニーナの親友・麻美役をフレッシュに演じているのが、現役高校生の長見玲亜。本作にかける思いを聞いた。
──「いとしのニーナ」の原作は読みましたか?
読みました! いきなりニーナが拉致されるという始まり方は、衝撃的でしたね。「高校生の物語」と聞いたときは、明るい学園ドラマをイメージしていましたし、作中にも高校生らしいエピソードはあるんですけど、話の土台は重いんだなというのが印象的でした。いくえみ綾さんの作品は何作か読んだことありますが、いちばんいろんなことを考えさせられる作品だと思います。
特に共感したのは、主人公・厚志の「世の中は…加害者と被害者が重複しあってできている…」というセリフ。本当にそうだなと、なんだか納得しました。
──漫画が脚本となり、また印象も変わったと思います。脚本を読んだときの感想を教えてください。
演じる人によって、セリフの言い回しや物語の雰囲気が違ってくると思うので、みなさんがどう演じてくるのか、とても興味が沸きました。
実際に共演してみて「すごいな」と思ったのは、堀田真由さんのニーナ。堀田さんは普段からとても女性らしくて落ち着いている人なのですが、その一面がニーナにも出ていてカッコイイなと思います。
──麻美役の役作りは、どういう形で進めていきましたか?
原作を読むと、麻美はクールで、気が強くてまっすぐな女の子という印象でした。そういう役を演じる機会は多いけど、自分とは遠い性格なので、台本を読み込んで「このときはどういう気持ちなのかな」と考えることが多かったです。
──演じてみて、長見さんから見た麻美はどんな女の子?
真っ直ぐでクールというところは初見と変わらないけど、麻美ちゃんのパッとした思いつきで物語が動くことが多いので、そこは彼女の才能だなと思います。すごい女の子だな、と感じました。
──一番印象に残っているシーンは?
メガネくん(望月歩)に、カフェで気持ちをストレートに伝えるシーンがあるんですけど、監督から表情の作り方など細かいアドバイスをもらいながら撮影したシーンなので思い出深いです。最後の立ち去るところまで麻美はどんな気持ちなのかと、監督と一緒に時間をかけて作り込んでいきました。
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