窪田正孝主演、二階堂ふみがヒロインを務める連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)は現在、初回から再放送中。7月4日放送の第6回では、“乃木大将”こと子ども時代の鉄男(込江大牙)の男気あふれる振る舞いが視聴者の心を打った。
三代続いた呉服屋「喜多一」の長男として何不自由なく暮らす裕一(石田星空)とは対照的に、鉄男の家は貧しい魚屋。第6回では、そんな鉄男が詩への思いをのぞかせるエピソードが描かれた。
貧しいため学校に行かず魚を売り歩き、父親に「おまえは魚屋だ! 色気出すんでねえ」と否定されながらも詩を愛し、ひそかに詩作を続ける鉄男。だが、その思いに寄り添おうとした裕一を拒絶し、裕一が大切にしていたハーモニカを壊してしまった。
だが次の日、鉄男は「俺は筋を通す男だ。悪かった」と頭を下げた。バラバラになったハーモニカも、いびつだがきちんと直されていた。
「毎日毎日、明日食うもんの心配してんだ」とため息交じりに口にした鉄男。ラストでは、ふがいない父親に連れられ夜逃げ。ここで、裕一と鉄男の交流はいったん途切れることになる。成長し、裕一が再会した鉄男(中村蒼)は苦労を乗り越え、新聞記者になっている。
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