橋本環奈、振り切って京子を演じ「あごが外れたら面白いのにとか真剣に考えている自分にふと気づいて…」＜今日俺連載その6＞

今回もバカバカしくて最高です

――好きなシーンを教えてください。

やっぱり伊藤とのバカップルシーンが大好き。毎回、楽しみながら演じていますが、今回もバカバカしくて最高です。2人でイチャイチャしながら道を歩いているところを電話ボックスに入った今井(仲野太賀)と谷川(矢本悠馬)が見ているというシーンがあったのですが、今井と谷川の芝居が終わらないとカットがかからないので、途中から映っているのかどうかも分からないのにイチャイチャし続けていて(笑)。もう恥ずかしいというのは通り越して吹っ切ってやっていました。でもなんかそれがこの作品ならでは。楽しいんですよ。

――笑いのさじ加減はどうされているのですか？

私は福田監督の指示に従っているだけです(笑)。自分自身が笑いを分かっているわけではないので、もう振り切って演じるだけ。ただ、ときどき演じていて、なんで白目をむいているんだろう？とか、ここであごが外れたら面白いのにとか真剣に考えている自分にふと気づいて…。そんな姿を客観的に見ると笑ってしまいます。

――京子が清純派を気取っているところにツッコミを入れる相棒・川崎明美(若月佑美)とのコンビネーションも見どころですね。

明美が「何やってるんですか？京子さん」と言うところや、明美に対して鬼の形相でにらむところとかの掛け合いはテンポよくできていると思います。実はこの作品をきっかけにプライベートでも仲良くなって遊んでいるんです。いい意味で呼吸が合う感じです。でもそれって他の人も同じかも。すごくリラックスして演じられています。