中村勘九郎、中村七之助、歌舞伎界ならではの悩みを告白

2020/07/12 09:46 配信

バラエティー

中村勘九郎が「ボクらの時代」に出演ザテレビジョン撮影

ゲストの3人が自由気ままにトークする「ボクらの時代」(フジテレビ系)。7月12日の放送回に、父親同士でも仲が良かったという中村勘九郎、中村七之助、駿河太郎が登場。勘九郎、七之助兄弟が、歌舞伎界独特の悩みを告白する一幕があった。

2016年に歌舞伎座で共演したことがあるという3人。駿河は勘九郎からオファーを受けて歌舞伎座の舞台に立ったといい「勘ちゃん(勘九郎)の顔に泥を塗られへん。歌舞伎座に泥を塗られへんっていうのもあるし、めっちゃ怖いなって」と当時を振り返る。

2人に対して駿河は「そんなんなさそうやな。見ていると」と、恐怖心を感じさせないと話すが、勘九郎は、この質問に対して「怖い怖い」と即答。

七之助も「それは、もっと前からのが僕たちにはあるんですよ」と前置きし、「先人たち。耳にタコができるほど、あの時の何年前のなんとかさんのあれは良かったんだよっていう役をやる」と、歌舞伎俳優ならではの悩みを告白。

父や祖父はもちろん、名だたる歌舞伎界の名優たちが演じ、歌舞伎座に見に来ていたお客さんも「これ面白いね」って言っていたものを自分たちが「初役でやる時があるんで」と語り、兄の勘九郎も「常に誰かと比べられている」ときっぱり。

七之助も「どこか脳で(怖さを)シャットアウトしていると思う。まともな精神状態で考えていたらやっていけないと思う」と話していた。