この“出演者による副音声解説”企画では、久志も吟も本人が登場する前のエピソードを解説しており(久志は子ども時代のキャストが登場)、劇中に解説担当者本人が登場するパターンは今回が初めて。そのせいか、あるいは裕一を幼い頃から温かく見守ってきた恩師の眼差しがそうさせるのか、裕一に語りかける言葉にも、これまで以上に親密さが感じられる。
そんな藤堂の副音声は、視聴者からも「藤堂先生の優しさが沁みる」「聴き逃しちゃったって藤堂先生おちゃめ」と好評。穏やかな語り口に「癒される」「ずっと聞いていたい」の声も上がる。
さらに同回ラストでは、次回以降への“お楽しみ”への布石も垣間見えた。裕一が川俣銀行に到着したシーンでは、飛び出してきた川俣銀行の面々に藤堂が副音声で「え、え、なんだ、この人たち!?」とつっこみ気味に反応した。
第14回からは川俣銀行の面々との楽しい日々が始まるが、そのうちの一人・事務員の昌子(堀内敬子)は、3度の結婚と離婚ののちに裕一の仲介で藤堂と結婚し、視聴者を驚かせた存在。藤堂は果たして“未来の妻”にどんなツッコミを入れていくのか…。
次々と新たな楽しみを生み出していく登場人物の副音声解説つき再放送、その進化ぶりに目が離せない。(文=ザテレビジョンドラマ部)
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