今回のスペシャル動画公開にあたり、トニー役で主演を務める浦井健治、柿澤勇人の二人からメッセージが到着した。
公演延期が決まり、そんな中で行った通し稽古でこの曲が歌われたとき、僕は涙がこぼれました。全員が、その瞬間を、その時間を、歌を通してつながりながら、あふれる気持ちが伝わってきたから。
そして、その後公演は中止となってしまいました。
この映像を見て、全員の顔を見て、あれから僕たちは会えていないのだな、「ありがとう」が伝えられていないと、改めて思いました。
Season3のカンパニーがこのメンバーで最高に良かったし、誇りです。これから先、まだまだ本来の演劇スタイルに戻るには時間がかかるかもしれません。それでも、願いを込めて、演劇というものの豊かさを信じて、その大切さをかみしめながら歌わせていただきました。
みんなとの再会ができてうれしいです。
「Quintet」という曲は一幕後半、若者全員がそれぞれの思いを熱く歌います。そのエネルギーはすさまじかったことを鮮明に覚えています。
当然僕はマリアのことしか頭にないのですが、このシーンばかりはカンパニーの一体感を肌で感じ、武者震いしながらやっていました。
われわれの思いがわずかでも伝われば、幸いです。
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