「曲がいろんな人たちの耳に届くとうれしい」、ダ・ヴィンチ:ポワロが語る“これまで”と“これから”

2020/07/20 14:00 配信

音楽

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曲が完成した後に楽しみがまたひとつ増えるという感覚が好き(原田)


●最初に楽曲を受け取った時はどんな印象でしたか。

【凛】島崎さんにはソロ活動のプロデュースもしていただいているんですけど、年々、曲の難易度が上がってるんですよね。もう息継ぎする場所がないくらいの曲がくるんですけど(笑)、今回は子供向けアニメなので、すごくわかりやすくてキャッチーなメロだなって思ったし、熱さとポップさと可愛らしさをイメージしました。サビには“アースグランナー”って入ってますし、主人公たちの口癖の「ちびるなよ」とか「ライドオン」とか、アニメの中に出てくる言葉が散りばめられているので、完全にアニメに寄った楽曲になってるなって印象ですね。

●では、レコーディングはどんなアプローチで臨みましたか。二人の声を重ねてみて感じたことは?

【原田】どっちかがコーラスじゃなくて、主メロで二人の声がぶつかるのを聞いた時に、自分が思っていたよりも、結構、きれいに重なってるなって、すごく感動しましたね。僕、ホラー映画が好きなんですけど、映画『貞子 vs 伽椰子』の最後、空中でぶつかって一体化したじゃないですか。勝手にあれをイメージしてニヤニヤしてました。最強のモンスターが生まれてしまった!っていう感覚がありましたね。これはすげーぞって。

【凛】(笑)。ハラケンの熱いビブラートと私の語尾の抜けるしゃくり。どっちの持ち味も耳に入ってきやすいし、ちゃんと重なって聴こえて。二人の声をひとつに聞くこともできるし、どっちかの声を聞くこともできるし、面白いバランスになってるので、新たな驚きもありましたね。

【原田】あとは、やっぱり“アースグランナー”をイメージしながら歌ったので、どんな絵がつくんだろうなってことを想像した時に、すごくワクワクしましたね。アニソンを歌っている身としては、曲が完成して、そこに絵がついて、テレビで流れるっていうのが1番の醍醐味。その、曲が完成した後に楽しみがまたひとつ増えるっていう感覚が好きで。子供の頃に日曜日にデパートに連れて行ってもらえるとか、おもちゃを買ってもらえるとか、そういうワクワク感。1週間が待ちきれない感覚が、完成した瞬間に現れたので大満足でした。

【凛】そうだよね。音に合った絵がつくのは、アニソンを歌わせてもらってる人特有のワクワク感だよね。いろんなものが想像できて笑顔しかこぼれなかったし、早くみんなに聴いてもらいたいなって思ってました。