チョン・へイン「とても叙情的で日本の方々に好きになってもらえるドラマ」<インタビュー>

2020/08/12 12:00 配信

ドラマ

「半分の半分~声で繋がる愛~」で主演を務めるチョン・へイン(C)Mnet Japan/Photo by Kim Daun(STUDIO DAUN)


切なく美しい片思いを描いた純情ラブストーリー、「半分の半分~声で繋がる愛~」がMnetにて8月21日(金)から放送開始される。

本作で長い間一人の女性に片思いし続けている、人工知能プログラマーのムン・ハウォンを演じるチョン・ヘインにインタビューを行った。

僕にとっては新しい挑戦でもありました


――今作への出演を決められたきっかけを教えてください。

以前、「ユ・ヨルの音楽アルバム」という映画をイ・スクヨンさんの脚本で演じたのですが、ストーリーがすごく良くて、イ・スクヨンさんの文章に魅了されました。

そして今回、「半分の半分~声で繋がる愛~」の台本を快く提案してくださったのですが、最初に台本を読んだ時はけっこう難しさを感じましたね。1回読んだだけではしっくりくる感じではなくて、なんだか残像が残る感じで。

それで2、3回と繰り返し読んでいるとすっと染み渡る感じがしました。それで、このドラマの台本に大きな魅力と力を感じたので出演を決めました。

ある意味では、僕にとっては新しい挑戦でもありました。題材も目新しく、人工知能がでてくること自体が新鮮でした。

【写真を見る】笑顔がキュートな“国民の年下彼氏”チョン・へイン(C)Mnet Japan/Photo by Kim Daun(STUDIO DAUN)


どのように表現するか悩みました


――本作では長い間一人の女性に片思いし続けている役どころで、ムン・ハウォンのちょっとしたしぐさやまなざしからも一途な想いがあふれ出し胸を打たれた視聴者が多かったように思います。役づくりをするにあたってどのような準備をされましたか?

まずハウォンというキャラクター自体がとてももろく繊細な部分があります。でもその中にまた確固とした芯がある人物で、口数は少なく言葉よりも行動で示していくタイプ ですが、初めのほうの内容にも出てくるように、会いたい人がいれば、くよくよ悩まずすぐに会いに行くようなスタイルです。

言葉より行動やしぐさ、表情を通して、どのように表現するか悩みました。非言語的な表現の中でも、度を越さず、ほどよい表現がどうやってできるかすごく悩みましたし 、監督と何度も話し合いました。

――本作は人間の心の機微を丁寧に描いた作品で、癒やしの世界観にあふれていました。撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

「半分の半分~声で繋がる愛~」自体が落ち着いていて叙情的な雰囲気があるので、撮影現場の雰囲気もそれに合わせて落ち着いて愁然としている感じもありました。なぜなら話の流れ上、死という題材が出てくることもあり、ちょっと粛然とした部分もありましたね。

あとAIが出てくるので、撮影現場ではほとんど独り言形式で。進行してくださる演出の方やフロアディレクターの方がセリフを読んでくださるのですが、ジスのデバイスの場合は、ジス役のパク・ジュヒョンさんが撮影のない日も現場に何度も来て無線機で読んでくださって、撮影時本当に助かりました。