CM撮影後には、くっきー!のインタビューが行われ、モンストCM初出演の感想や自身のアート観などを語った。
――モンストのCMに初めて出演されましたが、いかがでしたか?
くっきー!:馴染みがあるおゲームさんですので、初めてっていう感じではなかったですね。何かこう、実家に帰ってきた、そんな温かみを感じました。「モンスト」ではなく「実家スト」と呼んでます。「ジッスト」です。
――ジッスト…。
くっきー!:えっ、何?…怒ってんの?
――(笑)。くっきー!さんにとって、アートとは何でしょうか?
くっきー!:よその国に行って、絵が売れたりしてるんですけどね、絵を描いて持っていったら偶然売れた、そんな感じなんで。ほんまに通りすがりというか…僕にとって、アートは通りすがりです。
――(笑)。クリエイターとしてオファーが来たときは、どんなお気持ちでしたか?
くっきー!:いや、びっくりしましたよ、ほんまに。モンストって、すごいコラボばっかりしてますやん、エヴァンゲリオンとか鬼滅の刃とか。で、なんで私? どないしたん? びっくりですよ。通りすがりでオファーしたんですか?(笑)
――今回くっきー!さんが創造したゲーム内のクエストについて、デザインのコンセプトはありますか?
くっきー!:全体のコンセプトはですね、なんとなくドロドロした感じはありつつも、お花がメインという。ピンクに黒を混ぜたバラのようなね、そういう世界観をイメージしました。だから、一見かわいいんですけど、よう見たら鬼面(おにづら)というね。やっぱり、モンストのキャラはかっこいいイメージがあったので、あえて少し気持ち悪いようなね、子どもが一回端末を置く、そんなゲームにしたかったんです。
――ボスキャラの「愚少女クキータ」は、どういう設定なんでしょうか。
くっきー!:“愚少女”ということで、人の類にはないような顔面なんですけれども、美しい花々を愛しているという、まぁ、かわいい少女ではありますよね。“愚”でも、かわいくたっていいじゃない、という。これ、もし実写化する場合は、僕を使ってくださいね。映画化とか、追々あるでしょ?(笑)
――今回、クリエイターとして一番こだわった部分は?
くっきー!:それはやっぱりイラストじゃないですかね。僕、絵を描くとき、いつもは1日2日でできるんですけど、「愚少女クキータ」に関してはもう、6カ月かかったかな…。
――(笑)。
くっきー:それくらい丁寧に描いたんでね、そういうところも理解してほしいですよね。…いや、でも起用していただいたその気持ちだけで十分なんですけど。ありがとうございます。
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