日向坂46のドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」が、8月7日(金)から全国で順次公開される。
2016年5月に「けやき坂46(ひらがなけやき)」として活動を開始し、2019年に現在のグループ名に改め、2020年春にデビュー1周年を迎えた日向坂46。そんな輝きと苦悩が交錯する彼女たちの記録が、ドキュメンタリー番組「セルフ Documentary of 日向坂46」(TBSチャンネル1)チームによって映画化された。
公開日を控え、佐々木久美、佐々木美玲、小坂菜緒にインタビュー。
後編では、グループを語る際に欠かせない長濱ねるやキャプテン・佐々木久美について、東京ドーム公演への意気込み、映画の見どころなどを語ってもらった。
――グループにとって、長濱ねるさん(欅坂46・けやき坂46兼任から2017年9月に欅坂46専任に。2019年7月、欅坂46を卒業)の存在は大きいと思います。
佐々木久美:ねるちゃんは、私たちの初めての曲(「ひらがなけやき」)が入るとなった時に兼任になったのですが、欅坂46さんの活動の方が多く、それでも私たちへの愛を欠かないというか、すごく愛を持って接してくれました。
いつもどんな時も、ライブのリハーサルになかなか参加ができなくても、“できる時に全力で”という姿勢を見せてくれることで、私たちも頑張ろうと思えたし、ねるちゃんがいなかったら、Zeppツアー(初めてのツアー)などもみんなで頑張ろうとはなれなかったと思うので、本当になくてはならない存在だなって思いました。
――映画の中には、長濱さんが兼任で悩む姿も収められています。
佐々木美玲:私たちから見てもすごいスケジュールだったので、そんな中でもああやって泣いていたりしたけど、本番は全力で臨んでいてすごいなって思います。
ねるちゃんってすごく謙虚だったんですよ。私たちにも入ってきた瞬間から優しくて、礼儀とかも教えてくれて、先生みたいな感じです。
――あいさつが丁寧、礼儀正しいというのは、日向坂46の魅力の一つです。
久美:ねるちゃんが背中で語ってくれたみたいな。
美玲:先輩方との接し方など、特に礼儀を教えてくれました。
久美:まだ活動を始めたばかりの頃、「GirlsAward」の見学をさせていただいたんですけど、バックステージで出演者でもないのに通る人みんなに「お疲れさまです!」ってあいさつしていたんです。「これって逆に迷惑じゃないかな?」と思ったことがあったんです(笑)。
でも、ずっと続けてきたからこそ「あいさつがちゃんとしているね」とか言っていただけるようになったし、「日向坂46と言えば」と思っていただけるようになったというのは、あの頃からちゃんとやってきて間違いじゃなかったなとすごく思います。
それを私たちが2期生、3期生にも伝えて、「私たちのグループはこういうことだよ」というのを、これからも続けていきたいなと思います。
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