伊藤英明がバブルの後処理を担う“取り立て屋”に! 「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」が放送決定

2020/08/03 05:00 配信

ドラマ

WOWOWでは、清武英利の著書をドラマ化した「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」を2021年に放送することが決定。併せて、本作の主演を伊藤英明が務めることが明らかになった。

伊藤英明主演の「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」が、2021年WOWOWプライムにて放送!


本作は、「連続ドラマW しんがり〜山一證券最後の聖戦〜」(2015年)、「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」(2017年)に続く、清武による衝撃のノンフィクション作品の映像化第3弾。

経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権取り立てを目的に、バブル経済崩壊後の1996年に設立された国策会社「住宅金融債権管理機構(のちの整理回収機構)」を舞台に、悪質債務者への取り立てを任務とする不良債権特別回収部(通称:トッカイ)の面々が、6兆7800億円という巨額の不良債権を回収するため奮闘する姿を描く。

不良債権を回収するため集められた精鋭たちは、不動産王や闇金融、怪物商人らと長きにわたる熱き闘いを展開。泥沼の債権回収に立ち向かい、国民の税金を守るため命を懸けて闘う物語は、大きな社会不安の中にある現代の日本にこそ響く内容だ。

本作で主演を務める伊藤英明は、出向先となった“トッカイ”で、熱い理想と怒りを胸に不良債権回収の指揮を執る銀行員・柴崎朗を演じる。WOWOWドラマへの出演は、2014年放送の「連続ドラマW 罪人の嘘」以来となる。

また、監督は映画「空母いぶき」「Fukushima50」など、数多くの大作を手掛けてきた若松節朗。脚本は「しんがり」「石つぶて」に続き戸田山雅司が手掛ける。

狂乱のバブル時代から現代に至るまで、日本の金融界を社会情勢や国民感情を織り交ぜながら描き、その裏で奮闘する名もなき精鋭たちの生きざまに焦点を当てた本作。WOWOWだからこそ描ける本格社会派大作に注目だ。

「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」ストーリー


1996年、あおば銀行四ツ橋支店融資部の柴崎朗(伊藤英明)は、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権回収を目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構(住管機構)」への出向を命じられる。

そこには、柴崎と同様に銀行からの出向組の他、経営破綻した住専の元社員たちが集められていた。だが、「不良債権を1円残らず回収する」という至上命題とともに彼らに背負わされた不良債権回収額は、6兆7800億円と想像を絶するものであった。

バブル経済が崩壊し、経営破綻した住専の不良債権処理のため、政府は6850億円もの税金を投入し、国民の怒りを買った。その失政のツケを負わされるかのごとく集められたのがこのトッカイの面々であった。

回収の最前線に集められた彼らは、バブル経済に踊った怪商、不動産王、暴力団ら悪質債務者と対峙し、国民の税金を守るために命を懸けた熱き闘いを繰り広げることとなる…。