綾野剛と星野源のW主演で現在放送中のドラマ「MIU404」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の脚本家・野木亜紀子の過去作品が映像配信サービス「dTV」で配信されている。
野木作品は、キャラクターの描き方がとても繊細で、視聴者が共感できるポイントが作品の随所に散りばめられている。
2016年10月期放送の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)は、“ムズキュン”や“恋ダンス”が話題になったが、なによりもキャラクターに注目したい。
みくり(新垣結衣)、平匡(星野源)をはじめ、風見(大谷亮平)や沼田(古田新太)、百合(石田ゆり子)の個性も際立ってる。契約結婚という多様な結婚観に基づく作品だからこそ、登場人物それぞれの多様な価値観が作品の世界観を支え、繊細に描写されている。また、2人の脳内で繰り広げられる初々しい妄想シーンはまるで思春期に戻ったかのようで見どころだ。
2018年10月期には「獣になれない私たち」(日本テレビ系)が放送された。こちらの作品は、キャラクターも魅了的だが、社会人であれば共感できるポイントも多かったはず。
常に笑顔でしっかり者の深海晶(新垣結衣)と、世渡り上手で毒舌の根元恒星(松田龍平)が、クラフトビールバーを舞台に描く等身大のラブストーリーが反響を呼んだ。本当は周りに気を遣い過ぎて自分自身をすり減らしてしまっている晶。そんな晶がバーでこぼす愚痴や弱音には、思わず頷いてしまう人も多かったのではないだろうか?
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