「ドクターY」もなんと今回で5回目ということで、感無量です! 前にも一度、「ドクターX」の放送がない年に「ドクターY」だけ放送したことがあったのですが、今年もまたそのパターンでしたので、少々不安定な心のまま撮影に突入しました(笑)。
でも今回は(内田)有紀ちゃんが出てくださるので、本当に安心なんです。僕ら東帝大病院の医局メンバーはもうチームみたいなもので、いなくてもその存在は感じるくらいですから、実際にいてくれるというのはとても心強い。お互いに何をしようとしているのかも、理解できるようになっていますしね。
今回は有紀ちゃん演じる城之内先生の家庭もクローズアップされ、母娘関係も描かれています。娘の舞ちゃんを演じる藤井杏奈ちゃんが第1シリーズのときは幼稚園生だったのが、今はもう中学生になろうかというくらいに大きくなっていて、その成長の具合が見られるのも感慨深いですし、思春期ならではの母娘の苦悩が描かれるのもまた、楽しめる部分の1つではないかと思います。
加地先生ってお金が好きだったり、権力に弱かったりという部分はありながらも、医師としての腕は確かで、医学界でも多少は名が知れているんですよね。“医療”の面に関してはいつも本当にしっかり描いてくださっているので、外科医・加地秀樹としてかっこいい部分もありつつ、あとにはちゃんと踏み外す何かがある。今回もその“振り幅”は健在で、そこが「ドクターY」としての面白さになっていると思います。
配信だけでやっていた頃はコント色も強く(笑)、自由にやっていましたが、2時間の作品になると物語もしっかりとしていないといけないということもあり(笑)、シリーズを重ねるごとに加地先生の魅力は増しているのではないですかね!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)