「僕のこと忘れないで!」松ケンが愛菜ちゃんにラブコール!

2011/08/21 11:00 配信

映画

初日舞台あいさつに登壇した出演者たち

映画「うさぎドロップ」の初日舞台あいさつが都内で行われ、松山ケンイチ香里奈芦田愛菜桐谷美玲佐藤瑠生亮綾野剛池脇千鶴、SABU監督が登壇した。

同作は、宇仁田ゆみ原作の大人気コミック「うさぎドロップ」を映画化したもので、松山演じる普通のサラリーマンのダイキチが、芦田演じるダイキチの祖父の隠し子・りんとひょんなことから共同生活をするようになり、周りの人たちに支えられながら、本当の家族のような愛情と絆で結ばれていく心温まる物語。

登場した松山は「すごくうれしいです! お客さんを見ると、いろんな年代の方がいて、この作品の温かさと、二人(ダイキチとりん)の支えあって成長する姿が、伝わってくれたのかなと思ってうれしいです」と初日を迎えた喜びを語った。また、作品について「めちゃくちゃ思い出深い作品です。(この映画に携わるまでは)6歳の子供と接する機会がなかったんですが、撮影の1カ月ちょっとの間、(芦田)愛菜ちゃんとずっと一緒にいて話をしてたんですが、本当にかわいくて、すごく癒やされてました。撮影じゃなくて、僕の癒やされ期間なんじゃないかって感じるくらいで、あっという間に撮影が終わったんです。出来上がった作品を見ても、自分の思い出アルバムのようにも感じました」と熱い思いを明かした。

一方、香里奈は「役の上でシングルマザーを経験させていただいて、『(シングルマザーは)すごく大変だな』『頑張ってるお母さんなんだな』と感じました。また、今の世の中がシングルマザーの方々にとって過ごし難い環境なんだなというのが分かりました」と告白。

芦田は「夏の撮影で暑かったんですけど、頑張りました。かわいくて、私も大好きな映画なので、皆さんに見ていただけるのがうれしいです」と話した。また、「(松山と)会えなくなるのは寂しい」と明かすと、松山が「僕はテレビで見てますので、離れたとは思いません。ずっと応援してますから、僕のことも忘れないでください!」とラブコールする場面も。

また、松山が「僕、実は二役で、おじいちゃん役もやってたんですが、全身特殊メークをして1日、愛菜ちゃんと撮影してたんですが、僕だとは明かさずに別人として接していたんです。愛菜ちゃん気付いてた?」と聞くと、芦田は「気付いてますよ~。だって声が一緒だもん!」と返答。「でも、最後に『ダイキチだよ~』って言ったら、『やっぱりそうかー』って言ってたじゃない?」と松山が振り返ると、芦田は「あっ、そうだ、そうだ」とはにかみ、まさに本当の家族のようなやりとりを見せていた。

最後に松山は「仕事で得られる物はすごくたくさんありますが、家庭で得られる物もたくさんあって、どちらかに偏っているだけでは駄目なんだということを感じました。また、ダイキチの自分を変えていくという潔さと強さが今の男性にあれば、もっと格好良くなるんじゃないかな。僕自身も勉強になりました。女性だけじゃなく男性にも見てもらえたことがすごくうれしいです。もし、いい映画だと思ってくれたなら、また映画館に来てください」とPRしていた。