1995年の出演時には、実父と同じ直腸がんになったときの思いや、人工肛門をつけると知らされたときの心境、そしてその後の気持ちの変化についても真摯に打ち明ける。
ほかにも、ヤンチャすぎて修学旅行に連れて行ってもらえなかった青春時代の話、優等生だった弟・渡瀬恒彦さんと比べられた日々、そんな自分が改心するきっかけとなった“父の手紙”なども披露している。
けがや病気と闘いながらも、スター俳優として輝き続けた渡さん。黒柳が最も印象に残っているのは、2008年、66歳での出演。石原裕次郎さんの最期について語る渡さんだった。
裕次郎さんへのがん告知について苦悩したことを振り返り、「告知しなかったことが正しかったかどうか分からない」と話す。
自らもがんと闘病する中で、声を詰まらせながら思いを打ち明ける渡さんが、「徹子の部屋」での最後の姿となった。
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