松本まりか、悪女役に没頭 高橋一生“竜二”への思いが「ダダ漏れしているかも(笑)」<竜の道>

2020/08/18 07:30 配信

ドラマ

主人公たちの復讐相手である霧島源平の娘・まゆみを演じる松本まりか(C)カンテレ


松本まりかが出演中のドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)。8月18日(火)放送の第4話では、竜二(高橋一生)と美佐(松本穂香)に対する、霧島まゆみ(松本まりか)の愛憎が描かれる。

竜二と美佐が血のつながりがないことを知り、まゆみの美佐への態度がひょう変。竜二の気持ちを独占したいまゆみは、美佐への嫉妬から次第に暴走していく。

そんな第4話の撮影について、松本まりかが振り返った。

“どう見えているか”は自覚していなかった


キリシマ急便のコンサルティングの立場を利用して源平(遠藤憲一)を追い詰めようとする竜一(玉木宏)に対して、まゆみの恋人という立場から源平に迫ろうとする竜二。偽りの愛情でアプローチをかける竜二と傲慢(ごうまん)な社長令嬢・まゆみの恋愛もこのドラマの魅力の一つ。

高橋との共演について、松本まりかは「竜二と出会い、徐々に感化されていく過程は、台本を読んでパズルのように頭のなかで組み合わせていくのですが、やはり(高橋)一生さんと一緒にお芝居したときの発見はすごく大きかったですね。実際に一緒に演じてみると、台本だけでは分からなかった彼女の闇があふれ出たりして、すごく面白かったです」と振り返った。

また、竜二とまゆみの関係性については「竜二は復讐(ふくしゅう)のために愛情を携えて近づいてくる。まゆみは愛情を知らずに育ってきた。そんな二人の間にある心の壁一枚を隔てた中で、ミクロ単位での心の移ろいが描かれています。視聴者の方には、『今まゆみがどんな表情をしたのか?』、『竜二のことをどう思っているのか?』ということに注目してほしいです」と見どころを語った。

そんなまゆみの心の移ろいを、松本自身は客観的にどう捉えて演じたのかを聞くと、「客観性…無かったかもしれないです。自分自身のことが見えなくなるように、彼女に入り込んでいくと、『どう見えているか』は自覚せずにお芝居していたと思います。なので、竜二への気持ちの変化はちょっとしたサインが出ているだけかもしれないし、もしかしたらダダ漏れしているのかもしれないです(笑)」と、役に没頭したが故の答えが。そして、「まゆみだけではなく、竜二の心にも変化があるかもしれません。シリアスな復讐劇と併せて、まゆみと竜二の恋愛も、『何この女』と思いながら楽しんでいただければと思います」と話した。