好きですね。「浦安鉄筋家族」夢と希望がありそうで、したたかに頑強で、圧倒的な題名といい、キャラクターの濃い登場人物がたまりませんね。
その中にあって、“稲川ジューン”はうれしいですね。昔、たまたま乗車したタクシーで、運転手さんから「浦安鉄筋家族って漫画知ってます? とっても面白いんですけどね。稲川さんそっくりのキャラクターが登場するんですよ。あれ稲川さんですよ」と聞かされてから、間もなくして目にする機会に恵まれたんですが、その途端感動しましたねェ…懐かしい自分を見たような気がしました。
それが今回、佐藤二朗さん演じる大鉄の運転するタクシーで、怪談を無理やり聞かせるというんですから。楽しかったですね。佐藤さんには大変にお気遣いいただいて感謝でいっぱいです。
すでに素晴らしいほどにはちゃめちゃな世界観が出来上がっている大沢木一家&現場の中、ボギー愛子という、これまたはちゃめちゃなキャラクターとともに参戦するのはなかなかのプレッシャーでしたが、撮影やキャラクターがどんなことになっていくのか、あまりの予測不可能さに、逆になぎのような気持ちにもなりました。
撮影を終えてみて振り返ると、作品に参加している皆さんが、とても純粋に笑いのことだけを考えていた場所と時間でした。はちゃめちゃな回かもしれませんが、ある意味で崇高な回でもあると思います。
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