安斉かれん、愛すべき場所は“えのすい”〈ロングインタビュー〉

2020/08/20 07:00 配信

音楽

安斉かれん撮影=富田一也


――一人称が“僕”。そこには意味はあるんですか?

「今歌わせていただいている曲ってJ-POPが多いので、男性の方にも女性の方にも、そうでない方にも、誰にでも当てはまるように書いているんです。聴いてくれる人を断定しない感じにしたいという意味で」

――では、この先変わっていくことも?

「はい! あります!」

――「僕らは強くなれる。」の歌詞の中で、未来へと続く道のことを“悪路”と書いて“ミチ”と読ませていますが、日本語へのこだわりも?

「そうですね。日本語しかそういう表現ってできないと思うんです。英語ってそういう表現の幅は少ないと思うから。そこは日本語の楽しみ方でもあるし、強みでもあると思うので、せっかく日本語で歌詞を書くなら、そういう言葉の楽しさも入れていきたいなって思っているんです。やっぱり、どうしても、洋楽を聴いて育ってきているから、最初に耳がいくのはサウンドだったりするので、歌うからには、そういうところにも、ちゃんと意識を向けていけたらいいなと思ってます」