さだまさしの“波瀾万丈”の人生に北山宏光が迫る「自分を認めてあげないと」<24時間テレビ>

2020/08/23 19:42 配信

バラエティー

ファンの人気投票で一位の曲「主人公」ピアノの伴奏に乗せて生披露するさだまさし(C)NTV

夏の名物チャリティー特番「24時間テレビ43 愛は地球を救う」(8月22日夜6:30-23日夜8:54、日本テレビ系)にて、23日昼3時40分ごろ、「行列のできる法律相談所 特別編」にて 「さだまさしが伝える 誰もがみな『主人公』」を放送。さだの波瀾万丈の人生に、メインパーソナリティーの北山宏光が迫った。

北山は、さだについて「動きすぎて困っちゃった人」というイメージだと言うと、さだは「止まると死ぬからね」と回答。そんなさだに、「マグロじゃないですか!」とつっこむというやりとりを見せた。

天才バイオリン少年だったさだは、12歳で単身上京するも、バイオリニストの道を挫折。「アルバイトばっかり、お酒も飲みすぎ」の生活で肝炎になり、通っていた大学も中退し、失意の帰郷。しかし、帰郷後にフォークデュオ「グレープ」を結成すると、業界で噂になり、東京に進出。グループ解散後も、ソロでヒットを連発する。

順調かと思われたが、さだはドキュメンタリー映画「長江」の製作で28歳にして35億円の借金を背負う。その時のことを、さだは「人生のシャッターが降りてきたね」と振り返る。借金返済のため、コンサートで全国津々浦々を飛び回るうちに、通算の公演回数は4,400以上に。50代半ばで借金を完済したと語る。

その後は「60歳になったら歌をやめよう」と思っていたが、東日本大震災が起こり、被災地で歌うことで「やることあるじゃん」と歌を続けることを決意。熊本や岡山でも支援を行い、「風に立つライオン基金」も立ち上げるなど積極的に活動している。さらに、今年8月には、53年前に合格できなかった東京藝大の客員教授に就任という嬉しい出来事も。

さまざまな経験をしてきたさだは「私の人生の中では 私が主人公」と歌う楽曲「主人公」について、「みんな自分を責め過ぎだよね。一生懸命生きているんだもの。もうちょっと自分を認めてあげないと」と語った。

さだは、ファンの人気投票で一位の曲「主人公」を、両国国技館でピアノの伴奏に乗せて生披露した。