「エール」コロナ禍で再放送も“生きた副音声”で視聴者がっちり ドラマの新たな可能性示す

2020/09/01 11:08 配信

ドラマ

「エール」第26回場面写真 (C)NHK


地方なまりや本編へのツッコミも!


スペシャルバージョン解説ではこのほか、通常の副音声解説にはないユニークな演出があちこちに散りばめられた。

鉄男や裕一の母・古山まさ(菊池桃子)、裕一の元同僚・菊池昌子(堀内敬子)らの解説には本編登場時と同じように福島なまりが取り入れられ、まさは「音さん、裕一を抱きしめてくれてありがとね」など息子を気遣う言葉も。ふるさとから裕一を見守る温かさがプラスされ、視聴者からも「癒された」の声が上がった。

音の姉・関内吟(松井玲奈)は三河なまりで「心配だわぁ」「頑張りん」と愛嬌たっぷりの解説を展開。それだけでなく、第12回ではナレーション・津田健次郎による締めの語り「自分の将来に危機が迫っていることを、裕一はまだ知りませんでした」に「え?なにこの不吉な終わり方。津田さん!」と反応。本編と副音声の垣根を飛び越える斬新な演出で視聴者を沸かせた。

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