＜吉沢亮＞“バッタ嫌い”アピールも「乗り越えちゃって…すいません、うそついて」

8月28日、映画「青くて痛くて脆い」の初日舞台あいさつが東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、森七菜、狩山俊輔監督が登壇した。

本作は住野よるの同名小説を実写化したもので、「大切な仲間」と「居場所」を奪われた大学生の青年が、うそと悪意にまみれながら復讐(ふくしゅう)していく青春サスペンスとなっている。舞台あいさつは全国111館の劇場に生中継された。

主人公・田端楓役の吉沢は、「闇を抱えている役は何度かやらせていただいてるんですけど、ものすごく自分勝手ですし、ここまで嫌われそうな役は初めてなので皆さんがどういう反応をするのかすごく楽しみです」と、これまでとは違った役柄を演じ切った自信を見せた。

楓の親友・前川菫介を演じた岡山は撮影を振り返り、「目力、ハンパないっす！」と言って吉沢を見て、「今も緊張しました、チラ見して(笑)」と会場を和ませた。

杉咲が演じるヒロイン・秋好寿乃は、楓とは対照的な明るいキャラクター。

「本当に撮影中は秋好として笑っているシーンが多かったので、私自身もいつも以上にポジティブに楽しい現場を過ごすことが多かったです」と役柄のおかげでいつも笑顔だったと明かした。

岡山が演じる菫介と松本が演じるゼミの後輩・本田朝美との絶妙な関係性にも注目。

「現場でもいっぱい話す日があれば、『今日全然話さないな』って日もあって、波があるというか、その距離感も絶妙な感じがありましたね」と松本が撮影現場での様子を語り、岡山に「どうですか？」と問い掛けると、岡山も「今もまさに絶妙な感じですよね(笑)」と答えたが、「これまで何度か共演させていただいたこともあったので、非常に助けられたところがあります」というコメントから、お互いに信頼し合っていることもしっかりと感じられた。