沢口靖子が語る“丸子”と“マリコ”の衣装の違い「スカート姿の私は珍しく見慣れない姿」<お花のセンセイ>

2020/08/29 10:00 配信

ドラマ インタビュー

沢口靖子主演「ドラマスペシャル お花のセンセイ」(夜9:00-10:54、テレビ朝日系)が8月30日(日)に放送される。

「ドラマスペシャル お花のセンセイ」に出演する沢口靖子にインタビューを実施(C)テレビ朝日


本作は、沢口演じる華道家元・鳳丸子が国会に殴り込む社会派コメディーミステリー。かれんで清廉、日本全国に門下生を持つ丸子は、いわゆる“みこし候補”として衆院選に担ぎ出される。

しかし元来、丸子は困った人々を見捨てることのできない優しさを持ち、かつ生真面目で頑固な性格。さらに一人の少女から陳情を受けたことをきっかけに、党の重鎮たちの意に反して大暴走するというストーリーが描かれる。

そんな本作では、長年愛され続けている「科捜研の女」シリーズで、榊マリコを演じる沢口が、2009年ぶりに、テレビ朝日の新作単発ドラマで主演を務めることになる。今回、沢口にインタビューを実施し、演じる丸子の性格や作品に懸ける思い、印象に残るエピソードなどを聞いた。

沢口が“華道の家元”と“政治家”を演じ分ける


――2009年以来の新作単発ドラマ主演が決定した時の気持ちを教えてください。

新たな自分を表現できる機会をいただけたことがとてもうれしかったです。

――台本を読んだときの印象は?

華道の家元の女性が、男性社会である政治の世界で自分の哲学を貫きながら、たくましく、たおやかに成長する姿に心を打たれました。

「ドラマスペシャル お花のセンセイ」より(C)テレビ朝日


――役作りは何かされましたか?

華道の家元でもある丸子を演じる上で、脚本の監修をされた華道の先生のもとでお花を学びました。そこで、先生の花への哲学を知ることによって、丸子の精神とつながれたような気がします。

例えば、枯れ葉や虫食いの葉があったとしても、使えないと判断し、省くのではなく、その枯れ葉を生かした作品に仕上げたり、花をじっくり観察し、花にとって一番いい表情を見せる作品に仕上げることが大切だと知りました。

対象となるもの全てを見て、受け入れ、一つの作品を完成させるということが、丸子のどんな人に対しても平等で慈しみを持って接する姿勢と似ているように感じます。

「ドラマスペシャル お花のセンセイ」より(C)テレビ朝日


――“華道の家元”の丸子と“政治家”の丸子、どのように演じ分けましたか?

“華道の家元”の丸子を演じる時は、優雅な動作を、一方で、“政治家”の丸子を演じる時は、日本の未来を見つめ、人々を笑顔にしたいという思いを意識して演じました。

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