――今回のオファーを受けた感想や、台本を読んだ感想をお聞かせください。
中井:面白いところに目をつけたなと思いました。「共演NG」とは、同じ商売をしながらも、実際にはあまり感じたことはなかったのですが、このドラマをやりながら「共演NG」の実態を肌身で感じていきたいと思います(笑)。
鈴木:現代のテレビ業界の内幕を面白く切り取り描かれていますが、男女、先輩後輩といった人間同士の関わり方が、回を増すごとに変化して、それがとても温かい関係へと昇華していきます。これは心温まるすてきな人間ドラマになると直感しました。
――撮影現場でのエピソードを教えてください。
中井:今回の撮影は私にとってコロナ禍で行われる、初めての撮影となりました。つい4、5カ月前の現場とは180度変化していて、役作りだけでなく、自分たちの撮影環境を作る事に時間をかけなければならないことに戸惑っている毎日です。
鈴木:一度ご一緒したいと思っていた大根監督です。的確な演出と現場での楽しい雰囲気作りがとてもうれしく、この作品で初めてご一緒できたことをありがたく感じています。
――今回の役を演じる意気込みをお聞かせください。
中井:役者が役者を演じることほど難しいことはないと思っています。遠山英二の気持ちがわかるだけに、自分と近くなりすぎないよう距離をおいて、役を作り演じていきたいと思っています。
鈴木:初めは、「大尊敬する中井貴一さんをこんなに罵倒する役なんて!!」と、尻込みしそうになりましたが、内面は優しい魅力的な女性です。千載一遇の役ですので、大胆に思い切り演じています。
――視聴者にメッセージをお願いします。
中井:作り手の環境も大幅に変化しましたが、見ていただく皆さまの環境も変化していると思います。でもどこか普遍性のある男と女のラブコメディー。困難な時を一瞬でも忘れていただけるよう、楽しい作品にしてまいりたいと思います。どうぞお楽しみに!
鈴木:最高の大人のコメディにするべく、スタッフ、キャストが一丸となり励んでいます。ぜひ楽しみにしていてください。
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