細野晴臣、泉谷しげるなど数々のミュージシャンに愛される“ハコ”「磔磔(たくたく)」の魅力に迫る

2020/09/01 16:48 配信

芸能一般

【写真を見る】“今ドキュメンタリーを一番信じている”と語る小泉今日子がナレーションを担当


小泉今日子コメント


――ナレーションを担当した理由は?

信頼する制作者の方が時間をかけて音楽を追ったということにまず興味がありましたし、私は今、この時代だからこそ、ドキュメンタリーが一番エンターテインメントだと強く感じているんですよね。コロナの影響がすごくあったと思うんですが、歯の浮いたような物語を見る気がしない人が多いんじゃないかな、って思ったときに、ドキュメンタリーの強さというのを感じていて。

これを初めて見せていただいたときも、すごくエンターテインメント!とワクワクしたし、泣きそうにもなったし、走り出したい、という気持ちにもなったんですよ。

それが決め手かもしれないです。今ドキュメンタリーを一番信じている、ということでしょうか

――この番組を見た率直な感想は?

すごく…おもしろかったです。と言うのは、わたしは関東育ちだし、ライブハウスに通った青春時代はあまり経験していないんですけど、何度かライブの“熱”を感じた経験はあって、その感じを思い出しながら見られたことと、初めて知った磔磔というライブハウスには、皆さんの汗とか涙とか…音とか匂いとか…染みついているんだろうなということが映像を通してすごく伝わってきたことと、ライブハウスの歴史はイコール音楽の歴史でもあり、その土地の文化の歴史でもあるんだなということもすごく感じられたからです。

そして、(番組に登場した)懐かしかった人たち…少年ナイフって聴いてたなとか、B-52’sが大好きだったなとか…京都のライブハウスのお話だけど、自分の青春もよみがえってきて、途中から体を動かさずにはいられないような感じになりました。本当にたくさんの人に見てほしいです。