2020年の今が“旬”! 中堅芸人・パンサーの“ドキュメンタリー性”に注目集まる

2020/09/03 07:15 配信

バラエティー コラム

パンサー画像はザテレビジョン「スタ☆スケ」より


この大喧嘩から10日後、一夜限りのコヨーテが復活しスタジオでネタを披露。その後、尾形が「がっつりケンカをすることもなかったので、(向井と菅と)本音で話せて良かった」と前向きな発言をし、この企画の感想を交わしたところで、向井が「コンビがぐちゃぐちゃっとしたので、そういうのなくすために菅と二人で、尾形にお手紙を書いてきた」と手紙を読み上げた。

手紙ではパンサーを結成してからこれまでの活動を振り返り、テレビに出始めた当初、周囲から「顔がシュッとしているから」「吉本から推されているから」などと言われ、自分たちでも「パンサーは面白い」と思えず、悔しい思いをしていたことなどを述懐。

さらに「何年も一緒に続けていくうちに、仕事以外での3人の関係もどんどん濃くなり、2020年の今が一番いい状態だと思っていました」と語ると、堪えていた向井の目からポロポロと涙が。

尾形がコヨーテにハマっていく様子は番組の企画としては面白いと理解しつつ、「僕ら二人はどこか寂しさが残りました。でも、3人で乗り越えた12年が尾形さんにとってそれくらいのものだったのか、尾形さんは3人でやることに限界を感じているのか、そんな思いがこの前のネタ合わせで溢れてしまいました。あの時はすみません。ただ僕らは、相方という他の人では補えない存在です。もっと信頼してください、もっと信頼させてください」。

何度も涙で言葉に詰まりながら「僕は今なら思えます。『パンサーはなかなか面白い』これからも3人仲良く適度にムカつきながらやっていきましょう。向井慧菅良太郎」と締めると「ありがとうございます」と尾形も涙を流して感動の展開となった。

これまでの12年間、3人で活動してきたという菅、向井のプライドと、新たなきっかけをつかもうとする尾形との葛藤が描かれ、視聴者からも「まさか涙するとは思わなかった」「今日のロンハーめっちゃ泣ける」「もはやドキュメンタリーだった」と感動のコメントが寄せられた。

年齢もキャラクターもバラバラで、トリオ内で飲みに行くこともほぼ無いという凸凹トリオのパンサーだからこその、キャリアを積み重ねてきた中堅芸人だからこその物語に、視聴者の胸を打つことになった。