又吉直樹、相方・綾部祐二の“生前葬”では「熟女1万人パレードをプロデュースしたい(笑)」

2020/09/03 05:00 配信

バラエティー

番組を企画したきっかけは“おみおくり”で感じたジレンマ


「第10回衛星放送協会オリジナル番組アワード」の授賞式に登壇した(左から)又吉直樹、渡辺文乃氏(BS12 トゥエルビ/事業開発部兼営業部)、池上直樹氏(同/編成部)


第10回衛星放送協会オリジナル番組アワードの審査委員を務めた田中早苗氏は、番組について「生前葬という切り口でゲストを深掘りするのは面白い。朗読やインタビュー、取材を通してゲストの半生や死ぬまでにやりたいことを炙り出す構成は見事」と絶賛。

MCの又吉については、「誠実さを持ってゲストと対面し、深い話を心地よく聞かせる。素晴らしい司会者あっての番組。企画・構成・内容ともに素晴らしい」と高評した。

BS12の渡辺文乃氏は、同番組を企画立案した経緯に自身の祖父の死があったそうで、「通夜・葬儀をするにあたり、いい遺影がなくて現場が混乱しました。また祖父は寡黙だったために、生前のエピソードを亡くなった後に聞くということもありました。

葬儀・葬式は亡くなった方が主役のはずなのに、上手くハンドリングできないジレンマがあり、そのジレンマを生前葬で解決できればと思った」と制作にあたっての思いを吐露。

また、番組の方向性については、「死を扱うからといって暗くなり過ぎないように、明るいテイストのバラエティーにしたいと思い、細心の注意をはらって制作しました」と工夫を明かした。

なお、今回の受賞を記念して、11月4日(水)夜8:00より同番組がBS12にて再放送されることに。ゲストが語る「人生のターニングポイント」や「死ぬまでにやりたいこと」などを通して、人生の“これまで”と“これから”に思いを馳せてみよう。