塩野瑛久&西銘駿が生配信風の撮影に悪戦苦闘「一体、僕が何をしたんだ!?」<インタビュー・後編>

2020/09/06 07:00 配信

ドラマ インタビュー

第2話場面カット(C)ABCテレビ


生配信のような雰囲気での撮影の苦労


――映画「カメラを止めるな!」の曽根剛カメラマンの撮影に加え、生配信のような雰囲気での撮影ということですが、今までの撮影と違うところはありましたか?

塩野瑛久:今回は、カメラの位置が決まっていたり、僕がずっとカメラを持って撮影している時もあれば、持っているふうで撮影する時もあり、基本的に僕は片手が使えない状態でした。カメラの画角の中にみんなを映さなければならないので、カメラを気にしながら、なおかつ膨大な量のせりふを言うというのは、すごく大変でした。

カメラを持つという縛りもあって、意外と肩身が狭く…もう少し自由が利けば表現できることも、もっとあったと思います。でも、僕が動き回るとみんなが映らなくなったり、僕も視聴者も画面酔いしてしまうと思うので(笑)。その点では、僕もスタッフさんも苦労したんじゃないかなと思います。

あとは、カメラを落として映す場面も「あ!落としにいったな」というのが分からないように、不自然さが残らないようなアクションを、こちらが起こさなきゃいけないことにも頭を使いました。ほぼほぼ、僕はモニターも見られないので、見ている監督を信じて演じていましたね。

西銘駿:塩野くんが言った通り、「本当に大変なんだぜ!」というのを伝えたいですね。

普段俳優って、カメラの存在を消し去って演じるのが当たり前で、カメラは空気と思っているから“演じる”という一つのことに集中できると思うんです。

でも、今回はカメラの画角を気にしつつ、お芝居をするという2つのことをやらなければいけないんです。「縄跳びしながら平均台を渡る」そういう難しさを塩野くんはやっていたんです!そんな塩野くんを僕は尊敬しますし、経験値がないとできないことだと思います。

塩野:正直、できてたかどうかは分かってないです(笑)。