菅田将暉×最果タヒの特別映像解禁!映画「マティアス&マキシム」へ寄せた詩を菅田が朗読

2020/09/09 08:00 配信

映画

映画「マティアス&マキシム」2020年9月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー(c) 2019 9375-5809 QUÉBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL


カナダのグザヴィエ・ドラン監督の最新作「マティアス&マキシム」が9月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全国で公開される。公開決定に合わせ、詩人・最果タヒ(さいはて・たひ)が作品に寄せた詩を、ドランのファンである俳優・菅田将暉が朗読する特別映像が9月9日(水)公開された。

2012年の「わたしはロランス」、2016年の「たかが世界の終わり」など、セクシュアリティーや家族関係に悩む繊細な若者の感性を切り取った作品で知られるグザヴィエ・ドラン監督。

最新作「マティアス&マキシム」は、第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、「キャリア史上最も官能的で美しい」(Variety)、「心の底から共感」(TELEGRAPH)、「とにかくストレートで心に響く」(Hollywood Reporter)、「成熟したドランに魅了される」(THE WRAP)など、各メディアから絶賛された。

監督初期の代表作「わたしはロランス」「Mommy/マミー」などに見られる繊細な心理描写、余韻を残すセリフが印象的に使用され、その原点回帰も見どころの一つ。

テーマは、これまで一貫して描き続けてきた“母と子”から一新、描いたのは二人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた青春ラブストーリー。あふれ出る愛おしさ、触れたい衝動、相手を追い掛ける眼差しなど、スクリーンに映し出される全てが「恋」そのものを物語り、「誰かを好きになること」の切なさと喜びを凝縮した愛の傑作となっている。

本作はまた、1980年代の北イタリアを舞台に2人の青年が恋に落ちる「君の名前で僕を呼んで」(2017年、ルカ・グァダニーノ監督)に感銘を受けて描いた作品であることも話題だ。

「君の名前で―」を観た後、「しばらく動けないほどに感動した。そして僕自身の20代の頃を思い返した」と語ったドラン監督は、「ラブストーリーを描くことを強くインスパイアされた。過去に、自己愛や自己愛の喪失は描いたことがあったけど、二人の人間の、真っ向からのラブストーリーを描くのは今回が初めて。『君の名前で―』が僕にそうさせた」と明かしている。

ドランはこの名作に応えるように現代を生きる二人の青年、マティアスとマキシムの等身大の物語を誕生させた。そして、自らマキシムを演じ、恋の喜びや切なさを体現している。

メインビジュアルになっているカメラ越しのキスシーンをはじめ、本作ではマティアスとマキシムの赤と青の衣装が印象的で、それぞれの思いや恋する視線など二人の切なくも愛おしい関係性が服の色で表現されている。

映画「マティアス&マキシム」9月25日(金)公開(C)2019 9375-5809 QUÉBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL


映画「マティアス&マキシム」あらすじ


30歳のマティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(グザヴィエ・ドラン)は幼なじみ。友人の妹が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気付きはじめる。

美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた思いもよらぬ感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムはこれまでの友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとする。

新作映画「マティアス&マキシム」(c) 2019 9375-5809 QUÉBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL